
太鼓橋まで戻ってくると、なにやら人々が池のほうへカメラを向けてました。


なるほど。

しかしこやつ、鶴なのか鷺なのか・・・。
鶴やったら縁起ええんですけどね。
境内の南端には『浮殿』と名付けられた、ちいさな建物が有ります。

この建物は御旅所で、神社の祭礼などでの神様の巡幸の際、ご休憩あるいはご宿泊になる場所のことを指します。
もうひとつ。
延寿王院(えんじゅおういん)山門

太宰府天満宮がかつて安楽寺天満宮と呼ばれていたときの宿坊で、現在では宮司邸になっています。
幕末、『8月18日の政変』で都落ちした7卿はん(三条実美・三条西季知・四条隆謌・東久世通禧・壬生基修・錦小路頼徳・澤宣嘉)のうち5卿はん(太字)が3年間幽閉されはったのがこの延寿王院。
幕府からは罪人同様にみられ、みな相当に冷遇されはったそうな。

その間に、西郷隆盛・高杉晋作・坂本竜馬ら大勢の勤皇の志士らが出入りするやらで、ここが明治維新の策源地になったわけどすな。

山門右奥に見えるのが・・・。

『五卿遺蹟』と金文字で入れられた石碑。
最後の太政大臣になった三条実美さん。
人生、最期のときまでわからんもんですのぉ。

んでは、これにて太宰府おわり~。

そしてこのあと熊本へ向かいました~
