4月7日22時54分、75歳の天寿を全うし、
中川イサトは旅立ちました。
直前に病院から電話をいただき、
血圧が下がり、脈が落ちています、と。
病院へ向かおうか、と考えていたところ、
5分後にまた連絡があり、
「今、脈がなくなりました」と。
慌てずゆっくりきてくださいね、と言っていただいたので、
まずはご近所のいつもお世話になっているおうちに電話。
この方に葬儀社も紹介していただいていたので、
次にそこへ電話。
病院へ着いたら、また電話をくださいとのことだった。
こういう時って、不思議な行動をとってしまう。
わけもなくうろうろしたり、ズボンを後ろ前に履いてしまったり、
妙に落ち着いた気持ちになったり・・・。
とにかく自転車で病院に向かい、
やせ細った本人と対面。
最期は苦しむこともなく、
すっと脈が落ちた、とのこと。
体をきれいにしてもらい、
葬儀社の方に12時過ぎにきてもらい、
今、自宅で眠っています。
人って、こんなに細く軽くなるんだ・・・。
手当をしてもらって、今、息子が新潟から帰ってくるのを待っています。
面会ままならぬコロナ禍の中、
病院のご配慮で息子も2回、戻ってきて会ってもらえたし、
少し前にLINEのテレビ電話もできたし、
本人もきっと納得していると思うのです。
病院で待っている間に、
親しい方へメールなどで連絡。
岸部くん、押尾くん、嘉門さん、金森さん、大塚さん、
そして、私の友人たち。
順不同で思いつくままの連絡。
明日からしばらく仕事にも行けず、
迷惑をかけてしまうけど、
最期の見守りなので許してもらおう。
出版社、楽器店の方にも連絡したいけど、
取り急ぎ、懇意にしてくれていた出版社だけはファックス。
楽器店の方にも連絡したいけど、
よくしていただいた方がどこにいるのかわからないため保留。
全国のライブハウスのみなさんには、
そのうち伝わる、のかな?
葬儀社の方が、とってもいい方で、
「お世話がいらない一段階上の方になられました。
ご自身のことも大事に、お体があるうちにしかできないことを、
ご家族でなさってください」
と、おっしゃってくれたのが印象的。
ベッドのまわりに、昔のアルバムのポスターや、
宣材写真を飾ってみました。
やっと帰ってこられたね。
おかえりなさい。
2か月少し、お疲れ様でした。
やっと楽になれたね。