中川イサト 死去のお知らせ | 1310 Guitar Workshop ~中川イサト

1310 Guitar Workshop ~中川イサト

アコースティックギタリスト・中川イサトのお知らせを綴っていきます。

4月7日22時54分、75歳の天寿を全うし、

中川イサトは旅立ちました。

 

直前に病院から電話をいただき、

血圧が下がり、脈が落ちています、と。

 

病院へ向かおうか、と考えていたところ、

5分後にまた連絡があり、

「今、脈がなくなりました」と。

 

慌てずゆっくりきてくださいね、と言っていただいたので、

まずはご近所のいつもお世話になっているおうちに電話。

この方に葬儀社も紹介していただいていたので、

次にそこへ電話。

病院へ着いたら、また電話をくださいとのことだった。

 

こういう時って、不思議な行動をとってしまう。

わけもなくうろうろしたり、ズボンを後ろ前に履いてしまったり、

妙に落ち着いた気持ちになったり・・・。

 

とにかく自転車で病院に向かい、

やせ細った本人と対面。

 

最期は苦しむこともなく、

すっと脈が落ちた、とのこと。

 

体をきれいにしてもらい、

葬儀社の方に12時過ぎにきてもらい、

今、自宅で眠っています。

 

人って、こんなに細く軽くなるんだ・・・。

 

手当をしてもらって、今、息子が新潟から帰ってくるのを待っています。

 

面会ままならぬコロナ禍の中、

病院のご配慮で息子も2回、戻ってきて会ってもらえたし、

少し前にLINEのテレビ電話もできたし、

本人もきっと納得していると思うのです。

 

病院で待っている間に、

親しい方へメールなどで連絡。

 

岸部くん、押尾くん、嘉門さん、金森さん、大塚さん、

そして、私の友人たち。

順不同で思いつくままの連絡。

 

明日からしばらく仕事にも行けず、

迷惑をかけてしまうけど、

最期の見守りなので許してもらおう。

 

出版社、楽器店の方にも連絡したいけど、

取り急ぎ、懇意にしてくれていた出版社だけはファックス。

楽器店の方にも連絡したいけど、

よくしていただいた方がどこにいるのかわからないため保留。

全国のライブハウスのみなさんには、

そのうち伝わる、のかな?

 

葬儀社の方が、とってもいい方で、

「お世話がいらない一段階上の方になられました。

 ご自身のことも大事に、お体があるうちにしかできないことを、

 ご家族でなさってください」

と、おっしゃってくれたのが印象的。

 

ベッドのまわりに、昔のアルバムのポスターや、

宣材写真を飾ってみました。

 

やっと帰ってこられたね。

おかえりなさい。

2か月少し、お疲れ様でした。

やっと楽になれたね。