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はちくりかぁか 再び 旅に出る!

2020年、ベトナムを離れてから4年。
日本で再確認した「やっぱり海外で教えたい」という想い。
コツコツ続けた中国語を手に、新天地・台湾での生活が始まります。
還暦すぎの「かぁか」の新たな挑戦記録。

「日本語学校なんて、もうこりごり」

 

台湾に来る前、私は心に固く誓っていた。 

かつての教室は、戦場だった。

深夜バイト明けで白目を剥いて眠る学生と、

ビザのためだけに席を置くゲーム三昧の学生。

夜なべして作った教案は虚空に消え、

「300万円あったら、何をしたい?」という質問に

「国へ帰る」切実すぎる答えに、言葉を失う日々。

あんな毎日は、もう二度とごめんだ。

 

ところが今日、誘われていた学校を覗いて、私の心はあっけなく揺らいだ。 

そこにあったのは、下手くそだけど楽しそうな日本語のやり取り。

先生と学生が笑い合い、言葉がちゃんと「道具」として生きている空間。

 

それを見て、思わず苦笑してしまった。 

「ああ、私、やっぱり教えるのが好きなんだな」って。

 

台湾の学生は驚くほど真面目だ。 

でも、しんと静まり返って

ノートを取るだけの教室は、どうにも私の性に合わない。

予定調和な静寂よりも、不器用な笑い声が欲しい。

 一度は捨てたつもりの「教壇」という場所が、

今さら猛烈に愛おしくなっている。

 

結局、私の居場所は、またあの賑やかな教室の中にあるのかもしれない。