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こんにちはマダムサトコです。 本日は”人間は「自由意志だよ」と言われるとついつい 従いたくなる”というお話です。

 

本日は 創世記24章37節から読んでいきましょう。

私の主人は私に 使わせてこう申しました。『 私が住んでいる この土地のカナン人の娘を 私の息子の妻にめとってはならない。

 

 

 これは以前この記事

 

 

 

 

でお話ししているところですね。 カナンというのは2024年現在で パレスチナ人の居住地であり、 そして アブラハムが住んでいたヘブロンという町もこのグレーターガザと言うんですかね、 カナン人が住んでいる地域になっていました。

 

 

なぜカナン人の娘を嫁として めとってはならないかというと、 まあ 聖書には詳しくは書いてないんですけれども、 カナン人というのは邪教を信じていました。 例えば 男女の交わり まぐわい と言うんですかね、 男女の営みが神聖なものとされたのですが、 この男女の女性の方は いわゆる 巫女さんのような神聖な人物という設定ですね。

 

そしてその女性と交わる と まぐわった男性は神聖な力を得られる、とかまあそういうものを信仰しておりました。 そしてその男女の交わりでまあやっぱり子供が生まれてしまうんですけれども、 その生まれた子供は大きな 偶像のところにまあ網とか鉄板とかそういった 焼けるものを置いて燃やしてたんですよ。子供ですよ。 赤ちゃんですよ。火にかけて神様に捧げるということをしていたらしいんですね。

 

 


画像は上記HPから拝借しました。

 

 

実際 考古学とかで遺跡の調査をすると、そういった 小さい子たちの遺骨というものがまあ 無数に出てくるそうなんですね。ということでそういった 邪教が存在したこともまあ 証拠として残ってますので、 

 

「そんな 邪教を信じる人々とうちの息子を一緒にしてはならない」ということが アブラハムがエリエゼルに指示しているところですね。 

 

38節 あなたは私の父の家、 私の親戚のところに行って、私の息子のために妻を迎えなくてはならない。』

 

 

この37節と38節がエリエゼルがアブラハムの故郷であるウルに来て リベカを見つけ、 300万円強の金の贈り物をしたということの説明をここでしていますね。

 

39節 そこで私は主人に申しました。『 もしかすると その女の人は私についてこないかもしれません。』

 

 

実際に エリエゼルがアブラハムの元を出発する前は「本当に見つかってもついてこないかもしれないなあ」と思って この 懸念事項を アブラハムに伝えていると思いますけれども、 リベカ に金の 装飾品をあげて ここで このような発言をしているということは、ある意味この箇所は リベカ に対する 牽制ですね。

 

「金の装飾品をあげたからついてこいよ」 という隠れたメッセージというのが もしかしたら あったかもしれませんね。

 

40節すると主人は答えました。『 私は主の前を歩んできた。 その主が御使いをあなたと一緒に使わし、あなたの旅を成功させてくださる。 あなたは私の親族、 私の父の家族から私の息子のために妻を迎えなければならない。

 

 

「この旅は神様が一緒にいるから必ず成功できるんだ」、という力強い宣言ですね。この ヘブロンからウルまでの1000km 強の旅も守られ、 またウルに到着した後も必ず自分の親族の中から最適な女性が見つかるのだ、という強い信仰をアブラハムはこの言葉の中に表していますね。

 

41節 次のような時は、 あなたは私の近いから解かれる。 あなたが私の親族のところに行き、 もしも彼らがあなたに娘を与えない場合、 その時あなたは私の誓いから解かれる。』

 

 

まあ 「でもその子が嫌だって言ったらまあ いいよ」というバッファー も与えていますね。 これは神様が人間に自由意志 を与えてくださっている、ということの 伏線回収となります。

 

ちなみに 人間の自由意志を尊重するというところの 伏線の貼りどころ はもちろん、 地球上の初めての人類である アダムとイブ。 そして アダムとイブが食べてはいけないと言われた木の実を食べてしまうこと。

 

 

これと同じように 「神様のお示しに従っておけば幸せな人生を歩めるのに、その子がもし嫌だと言えばそれはそれで 神様から離れた女性であるし、 本人の自由意志を尊重していいな と思った子が来たくないと言えばそれでいいんだよ」 ということを アブラハムはここで話しています。

 

本日は”人間は「自由意志だよ」と言われるとついつい 従いたくなる”というお話です。 

リベカ が この エリエゼルの話を聞きながら どう思ったのか、ちょっと推測してみましょう。

 

見るからにいかにも紳士な人物が 金の輪を取り出して自分にくれた。 そしてその人は一族の中でも名高い アブラハムのところから来た使いであり、 自分をアブラハムの全財産を相続する息子の嫁にと 目論んでいる。ということは これ すぐ分かりますね。

 

そして この41節で「自由意志 なんだよ、 やめてもいいんだよ」と言われたらそりゃまあ ついて行っちゃいますよね。 ということで、 エリエゼルはもしかしたら リベカの心情を確認する”前に”金を見せていたというのは、

 

まず物を見せて ぐっと引き寄せる。 そして 色々 説明する中で最後に 

「まあご自由になさったらいいんですけどね」 と言い放つ。

 

そういう手順 工程 構成にしておくことで「私ついていきます」とリベカ が高い確率で言う、というのを もしかしたら考えていたかもしれませんね。

 

もしくは 現代の私たちが言ういわゆる ”アラブの交渉術” というものがそのような構成で成り立っていたのかもしれませんね。

 

そしてもう一つ、 この現代では この行程と心理操作が残念ながら 詐欺行為等に使われている、というのも また事実ですね。

 

「すごくうまい話、 ありえないような話をあなたにだけ 内緒に」みたいな言い方をして、 「これさえすれば ものすごく 儲かるんだ」という気持ちにさせ、それでも 「うーんどうしようかなー」というような人には

 

「まあご自由になさってくださればいいんですけれどね」 という 突き放す言葉を投げかける。

 

その 迷っていた人は「やっぱり俺これ やらなきゃいけないよね」 と決断するという、まあいわゆる 交渉のテクニックというものは実はこの聖書の時代から現代 全く変わらない、ということもまたここからわかってきますね。

 

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それでは今日はここまでです。 ご視聴 誠にありがとうございました。 

 

 

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