皆さんこんにちは
今日から9月ですね~
あちこちで「もう9月」「早いね~」と言う声が聞こえてくる感じがしますが
さて、本日は営業時間を短縮させて頂いてですね…
ムエタイ戦士達の応援に、みなとみらいの大さん橋ホールまで行ってきます
タイトル防衛戦もあるので楽しみにしています
てことでブログいってみましょ~
【大樹をチャンピオンにする為に…⑱】の続き…でっす!
ルディから伝授された右がさく裂した!
内山王者ダウーーン!!
ワン、ツー…
会場に来ているお客さん達も盛り上がっている!
セコンドに付いている会長もルディも「すぐ行け、すぐ行け!」
周りの雰囲気も「行けー行けー」と大興奮だ!
だが、残り時間わずか10数秒…
惜しくも10ラウンド終了のゴングが鳴った
インターバル中でもそんな雰囲気だったか…
だが…たぶん、あの会場で私一人だけが「行くな…」と思っていたと思う…
理由は…
①効いてダウンしたと言うよりは、前のパンチでバランスが崩れて下がって行ったところにロープがあった為、更にバランスが崩れてパンチを貰ってダウンしてしまった。
➁チャンピオンがカウントを聞きながら回復するまでしっかりと休んでから立ち上がった。冷静さも失っていない。
③大樹の方が興奮していて、気持ちが前に前に…といった雰囲気が感じられ、大樹にはまだこのような時に冷静になって戦うという経験がない。
④私はセコンドに付いたときには必ず相手陣営の選手の様子、セコンドの様子を観察するのだが、チャンピオンは呼吸も整っていてうっすらと笑みも浮かべていた…自分が倒された原因を理解しているしダメージは無い!と私は判断した。
⑤冷静さを失っていないチャンピオンの反撃で、もし倒されてしまったら…ここまで必死に耐えてきた大樹の身体が深刻なダメージを受けて事故にでも繋がったら…
僅かな時間でバーーっと色々なことを想い…よぎり…
勝つためには行くしかないのだが「行くな…」と思っていた。
しかし…味方陣営の「すぐ行けすぐ行け」の雰囲気のまま11ラウンドのゴングが鳴らされた!
周りは「行けー行けー」
私だけが「行くなー行くなー」と必死で声を出した事を今でも覚えている。
「行くな?」
会長が少し笑みを浮かべ不思議そうな顔でこちらをみた!
私は「倒される!」「狙ってる!」と伝えた!
(ポイントでは確実に負けている、勝つためには倒して勝つしかないのだが…チャンピオンもそんなことは百も承知であろう)
必死に前に出る大樹…それを冷静に捌きながら反撃のチャンスをうかがうチャンピオン…
ガムシャラに向かっていく大樹のパンチは大振りだ!
そんな時だ!
チャンピオンの左フックが大樹を捉えた!
大樹はガックと腰を落とした!「ヤバい!」
私は「踏ん張れーー!」「踏ん張れーー」と大声を出した!
続く