皆さんこんにちは
さて、本日は千葉まで行く予定があります
「RWS JAPAN」(ラジャダムナンワールドシリーズ)ムエタイの聖地であるラジャダムナン・スタジアムで開催される世界最高峰の立ち技格闘技イベントの日本大会が千葉で行われるのです
今日の大会には普段ラントレに参加している四人が出場するので応援に行ってきます
中には小、中学生の頃から見ている「吉成名高」「品川朝陽」彼らも出場します…
普段、彼らにボクシングを教えている赤穂亮も、もちろん会場に応援に行きますが、ボクシングで元世界王者の「京口紘人」選手も応援に行くそうです
…亮はいつも招待されて応援に行くのでリングサイドの一番前で観戦していますが…
私はいつも選手からチケットを購入して(安いチケット…)応援に行っています…
選手達と会うこともなく、誰とも話す事もなく…後ろの方から静かに見守って静かに帰ります…
名のある彼らと、超無名の私との差は、いつもこういう場所で感じます…
てことでブログいってみましょ~
【大樹をチャンピオンにする為に…⑫】の続き…でっす!
栃木キャンプから帰った大樹は、ロサンゼルスのルディの元へと向かった…
アメリカは強いボクサーがゴロゴロいる…
そんな環境で揉まれながら、大樹は何か一つでも物にして世界戦に向けてレベルアップしてくるだろう…と思う反面、大樹の性格を知っている私は、ある不安を感じていた…
そして、その不安は的中した…
ロスに行っていた日数は覚えていないが、日本に帰って来た大樹は、「ルディから授かったパンチがある!」と言って、そのパンチをひたすら練習していたと記憶している…
※写真と登場人物とは一切関係ありません
そう…大樹はボクシングに関しては器用ではなく、汚い言葉だが「クソ真面目」だ…
その性格が、世界戦後の何試合かにも表れている(大樹をチャンピオンにする為に…が完結したら書かせてもらうが…)
そのパンチを練習する事ばかりになってしまい、本来の今まで築き上げてきたボクシングスタイルを忘れてしまう事だった…
新しい事を学ぶと、今までのボクシングを使わなくなってしまう…
ジャブを付いて距離を保ちつつ、自分からは倒しに行かないで、相手を引き付けて、相手が強引に懐に入って来たところで迎撃する!
これは関会長の教えでもあった…「相手を引き付けてカウンターを放つ!」
大樹は日本王者時代は全てKOで勝利して来たがファイターではない…
ジャブをついて距離を取って…このスタイルでボクシングを組み立ていく事が重要だ!
ルディから教わったパンチばかりに意識がいってしまい、スパーリングでも本来よりも近い距離で戦っていた…
もちろん被弾も増える…「打たせずに打つ」がボクシングの基本中の基本!
日本タイトル防衛後では、いつもキレイな顔をしていた!
「打たせずに打つ」のボクシングが実践出来ていたからだ
世界を確実なものにする為にはインファイトは絶対に必要だが…
内山戦までには時間が足りない…
距離を保っての戦い方は大樹のスタイルとなったが、接近戦(インファイト)を出来るようにする為に、あと一年欲しかった…
そんな事を言っても時間は待ってくれない…
今できる事をやるしかない!
自分が大樹の練習を見れる時には本来のボクシングそのままに、ルディから教わったパンチを組み込んでいく作業を繰り返していった…
※内山チャンピオンのリードジャブを想定して柔らかいスポンジ状の棒を持って立ち位置等の確認の為の練習風景
王者のジャブ、ストレートパンチに加え、左ボディ対策には時間を掛けた!
「KOダイナマイト」の異名を持つ王者に、ノックアウトされないよう…パンチを被弾しても「芯」で食らわないように、細かく立ち位置、頭の位置を確認していく…
もちろんボクシングだけではなく、フィジカル強化も行った!
「タフさ」身体を強く!強打を浴びても少しでもダメージを軽減できるように徹底的に鍛え上げた!
そして…
王者「内山高志」vs挑戦者「金子大樹」の前に…
「代理戦争勃発!」ドーン!!
続く