お客様のためならば、なんでも | がっちゃんのブログ「独立・創業塾」

がっちゃんのブログ「独立・創業塾」

もし、貴方が独立を志して創業しようとするなら、経営計画書を作りましょう!そんな貴方にぜひ読んでいただきたいブログです。
<a href="https://plus.google.com/106897254067289706351" rel="author">かぎやまひでゆき</a>

お客様第のためなら、なんでも

こんにちは「がっちゃん」ことかぎやまひでゆきです。


プロフィールに書いてもいますが、私は建設会社の専務をしていたことがあります。


なんかすごい経歴みたいですが、
地方の中小企業の話です。


鉄筋コンクリートの賃貸マンション受注というチームを率いていました。


施主は、長崎市の周辺の農家の方がほとんどです。
アパート経営など、全くのしろうとさんです。


あなたは、一見この施主予備軍が私たちの会社のお客様と思うでしょ?


答えはブー!です。


実は、私たちの会社の真のお客様は、施主の向こう側にいる入居者なんです。


つまり、施主にとってのお客様が私たちの会社の真のお客様なんですね。


考えてみてください。

施主は、20年30年というローンを組んでアパート建設します。
その月々の返済は、入居者からいただく家賃の中から支出をして行きます。


もうおわかりですね。


そうすると、お客様の喜ぶことはなんでしょう?


私が実施していたことは、

1 近隣の家賃より3%程度安く設定する。金額にすると、1世帯平均2000円です。
  でも、人気が出やすい角部屋は2000~3000円高いのです。

2 入居者の奥さんが喜ぶように、キッチンはシステムキッチンにする。
  メーカーさんにオリジナルで安いシステムキッチンを作ってもらいました。

3 トイレにはをシュレットを付ける。

4 システムタイプの大型シューズボックスを作る。50足以上は入りそうなやつです。

5 1部屋でもいいから、エアコンを標準装備する。

6 駐車場は1世帯当たり平均1.5台以上、できれば2台が目標です。

  当然入居者の半分以上が転勤族ですから、
  会社のクルマと自分のクルマ2台分必要ですよね。

さあ、いかがでしょうか?

とくに、3と4は長崎市では、1番に取り入れたものです。
全国的にみても、今でもなかなかありませんよね。

もちろん、大都市の高級物件は別ですが、
ごくありふれた地方都市のファミリータイプの賃貸マンションですから。


これで何が起きたか?

工事完成前の「満室御礼!」

私たちが造るのは、最大でも4世帯並びの3階建て12世帯ですので
入居できる方は限られています。

すると、「次はどこに、いつ頃造るの?」というお問い合わせまでいただくように
なりました。

ブランディングの確立です。


こうなると、施主は「もう1棟、あの土地に造ろうかね」という再受注です。


建設営業という、1回造れば終わりの不安定な事業が、繰り返し繰り返し
建てていただく安定的な事業へと変貌です。


こうやって、3人の「売れない営業マン」を率いて年間12億円の受注を達成いたしました。


ご参考になれば幸いです。


かぎやまの無料メルマガ購読はこちら

またお会いしましょう

がっちゃんbyかぎやまひでゆき