第15回音楽怪獣王国。ダフィー。花火おじさん。マイペース。 | たまい兄弟。またライブハウスで

たまい兄弟。またライブハウスで

ライブハウスとマリンスタジアムが第二の住所地。

今日は千葉で恒例の音楽怪獣王国。もはやここの看板企画となった。

2年前コロナ禍真っ只中で始まった頃はいいLIVEをしていても客足が
伸びない時もあったが諦めずに地道に続けた効果がやっと出始めた。

今回は特にゲストが豪華で楽しみだったが想像以上だった。
パワーと個性と気迫に溢れた文字通り怪獣みたいな出演者の共演。
間違いのない洗練された人選はさながら千葉版のききまたく会。

1番aroちゃんは紅一点だが魂と声量は野郎共に引けを取らない。
壮大なスケールと生きる強さを感じられる音楽で激しく先陣を切る。

2番じゅんぱち&おりぼすさんは初めて。マイペースで緩く見せるが
葛藤の中から音楽の力で強く生きてきた経験が垣間見えるような歌。

3番神戸奏汰さんも初めて。リズミカルな曲調と素直な気持の現れた
歌で正にロック。洋楽のカバーやピアノの曲もあったり芸達者。

4番山作戦さんは一度アートリオンで見た。見るからにユーモラスで
楽屋でも喋り倒していたそうだが歌や声は甘い感じでベテランの味。
楽しいけど真面目。機械を使ったり上手いんだけどどこかおかしい
不思議な雰囲気。俺のダフィータオルもがっつり見られてて大笑い。

5番杉本ラララさんはこの界隈でも最もストイックで生への拘りが
強いシンガー。頑張り過ぎて壊れないか心配になるほどだが弱さを
強さに変え他人の痛みも共有できる優しさを向上心に昇華させる。
よもや地元でお会いできるとは。配信はよく見るが生は久々だし。

最後の陣内和生さんはパワーに加えて哀愁漂うメロディと頭の回転を
生かしたステージを見せる言葉の魔術師。しかし他の人の紹介では
花火の歌ばかりやるおじさんと呼ばれたとか。あれが代表曲なのか?
重厚なメッセージと遊び心を兼ね備えた独創的なパフォーマンス。


今回は多分凄い事になるのは予想していたが質量共にボリュームが
満点で本当に楽しくてあっという間だった。都内から平日の18時に
千葉はかなり厳しいように見えたが然るべき人が集まれば来る人も
それなりにあるようで結構早めに行ったのに最前列が取れず初めて
二列目になったが地元が盛り上がってくれるのは有り難い話である。

主宰の陣内さんとaroちゃんが千葉と弾き語り業界全体を盛り上げ
ようと努力し続けそれに共感して毎回協力して遠くから来てくれる
人達のおかげで2年半経ってようやく実力が認められてきた印象。
次回も知っている人達ばかりだがそうでない時もここは見逃せない。

しかし今回は先週競馬惨敗したせいであまりご祝儀弾めなかった。
それから1月は9LIVEで元旦から動いていたためか慢性的に疲れが
抜けず調子が良い日と悪い日の差が大きかった。今の仕事は休みの
融通が割と利くので今のうちにハイペースで飛ばして来たが最後まで
いられずご挨拶もできずLIVEへわざわざ行く意味が得られない時も
あったり今後の時間や金の使い方を考え直そうかと思う時もある。

それでもLIVE自体がつまらなかった事はないしどこも行かない休日は
物足りなく感じるし楽しみがあるから自殺せず済んでいる所もある。
体と頭が動くうちは特に地元のLIVEは率先して参戦したい。

決して楽しいばかりしゃないけど人生をもがき倒し音楽の力を信じて
彩りを加え多くの人の明日生きる力になりたいと戦い続ける怪獣達。
そんなパワーと破天荒さに溢れた人達の共演をずっと見続けたい。
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次のLIVEは4日の銀座であまり気乗りしないが勢いでチケット買って
しまったから仕方ない。3日の神田の方が良かったかもしれないね。