仮想通貨というと怪しい雰囲気がつきまといます。
なぜそういう風に思うのか?
影も形もない、ただのデータにすぎない。
そういう得体の知れないものだからです。
それが仮想通貨。
こういう感覚のある人は正常です。
その感覚もなく、大儲け出来そうなものとか、お金についてその本質を知ろうともしない人は私からしてみたら異常。
暗号通貨(こう呼ぶ人もいる)バトル!?大学生ならこんなおバカなことやってないで、お金とは何かをもっと考えることからはじめなきゃ。
医学でもそうですが、血液のことを知らないで治療出来ますか?
それと同じで、お金のこともわからないで経済を語れますか?有効な政策が打てますか?
研究は自由といっても意味のない研究は生徒をアホウにするだけ。こういうことも指摘出来ないのが現在の日本の教育のレベルなのだ。マスコミも同類ともいえる。
「お金とは汗水たらして得るもの」です。これが基本。
株式投資で思惑通り値上がりして利益を得るのは、ラッキー以外の何ものでもない。
恰も値上がりを知っていたかのように言う人もいますが、そんな素晴らしい情報があるなら全財産賭けますよ。
残念ながら、「絶対に儲かるものなど世の中にはない」。
大儲けをするなら、それなりのリスク(どちらに転ぶかは神のみぞ知る)を覚悟しなければいけない。
安全で儲けることが出来るなら、誰も苦労などしない。
そもそも仮想通貨(または暗号資産)というただのデータに何の価値があるというのか?
仮想通貨を創設した人からしてみたら、法定通貨に換えてもらえるとこんなに都合のいいお金はない。
おもちゃのお金を法定通貨と貴方は引換出来ますか?
仮想通貨には何の裏付けもない。裏付けっぽいものもあるが、どこまで信用できるかわからない。それがきっと上記した「怪しさ」に結びつくのだろう。
その怪しさは、発行者に対する怪しさでもある。誰でも知識さえあれば、仮想通貨は創れる。
しかし、法定通貨と交換するためには「交換所」が協力しないと叶わない。
よって仮想通貨創設者と交換所がグルにならないと濡れ手に粟とはいかないのだ。
ゆえに一番悪いのは、「交換所」なのです。
それに「登録制」という国のお墨付きみたいなものを与えてしまった日本政府(金融庁)は、無能もいいところ。
お金とは何かがまったくわかってない。
そうりゃ税金が給与だと汗水の意味なんかわからないかもしれない。
苦労して溜めたお金だからこそ、誰でもお金が大事と思うわけだ。
しかしもう一歩つっこんで考えれば、お金にすべてがあるのではない。
参照
結論、仮想通貨を法定通貨に出来るシステムは「詐欺」です。
追加して言うなら、マイニングという作業は、エネルギーの無駄遣いです。
環境にもまったっくよろしくないし。
コンピュータに任せきりで、所定のビットコインをもらえるのもどうかと思う。
マイニングは無償でやるべきだろう。
そうすれば、誰も仮想通貨など興味を持たないに違いない。
話は戻るが、仮想通貨という詐欺を使って、さらに「詐欺」を仕掛ける。
こんなのに騙される人は欲の皮ばかり厚い人で、ソロバン勘定しかしていないろくでもないヤツ。だからそんな大儲け出来ますよという都合のいい話に乗ってしまうようなヤツらは救済などしなくていい。私はこのような詐欺の場合、騙すヤツも悪いが、騙される人も悪いとする立場なので。騙すヤツは法で裁かれるが、騙された人は被害者として救済(されるかどうかは現金が残っているかどうかにかかっているが)などせず、今後のためにも苦い経験として記憶の留めさせたほうがいい。またそういうことが常識的に思えるようになれば、詐欺をやる方がしんどくなるはず。
ところで記事をご紹介したいのですが、下の記事を書いる人も「お金」のことが何もわかってないようですが、詐欺の警告ということは大事なので、掲載しておきます。
なぜ「お金のことがわかっていない」かというと、この記事の前に「仮想通貨」を徹底的に叩くべきではないかと思うからです。
おそらくビットコインなど特定の仮想通貨は都合のいいものだから、つまり非合法的な取引をしやすいものだから、国も何となく尻馬に乗っかっているのでしょう。
これは今回のコロナ騒動にもつながっていると私は思っていますが、ここでは割愛。
仮想通貨「トラブル」に気をつけろ…投資ビギナーたちが次々騙される「恐ろしすぎる手口」
大型詐欺事件と仮想通貨トラブルの「接点」
仮想通貨(暗号資産)をめぐる事件で、大量の逮捕者が出た。
9月8日、警視庁組織犯罪対策4課は、無登録で暗号資産交換業を営んだとして、コンサルティング会社「インバウンドプラス」の元代表紙屋道雄容疑者(71)ら7人を資金決済法違反(無登録営業)容疑で逮捕した。
容疑者らは、投資コンサルティング会社「テキシアジャパンホールディングス(以下、テキシア社)」による詐欺事件の被害者らに対して、「被害に遭った分を暗号資産に交換して返済する」と投資を持ちかけていたとみられており、2018から2019年にかけて、国に登録せずに暗号資産交換業(仲介)を行ったとされているが、容疑者は否認しているという。
一見するとよくある暗号資産事件に見られるが、テキシア社という名称に見覚えがある読者の方もいらっしゃると思う。
2019年、虚偽の広告勧誘で、全国から出資者を募り参加者から現金をだまし取った疑いで、同社の実質的経営者ら関係者が逮捕されており、今年6月、実質的経営者に対して、名古屋地裁で懲役8年、罰金200万円の判決が確定している。
「被害者」が再び「被害者」に…?
テキシア詐欺事件は、全国の被害者13,000人、被害総額460億円という大規模な投資詐欺事件である。「毎月3%以上の高配当」「元本保証」という誇大広告で勧誘を行い、契約書ではなく金銭貸借の形をとり、組織としてはピラミッド構造の会員システム、つまりネズミ講システムという昔ながらの組織だった。
テキシア社自体、暗号資産の勧誘は行っていないが、同社の被害を弁済するために、シエラレオネ産ダイヤモンドの原石を担保とした暗号資産「ワールドフレンドシップコイン(WFC)」を提供すると言ったのが、今回逮捕された容疑者らとみられている。
資金決済法における仲介業務であるが、もちろん同社は、国の登録は受けていないことから、資金決済法違反で逮捕された。
テキシア社とインバウンドプラスの全体を解明した後は、一連の詐欺事件に関連した容疑に切り替わるのだろう。
ダイヤモンドの原石が担保…?
WFCのサイト(同サイトには、「ワールドフレンドシップコイン(WFC)公式ホームページ」というボタンはあるが、このサイトは2021年9月26日11時時点では開かない)では、「WFCは世界中のプロジェクトを通じ社会貢献や人道支援に努め、保有する方々とWIN-WINの関係で繋がる事が最優先となる仮想通貨です(原文ママ)」と記載。
そして、シエラレオネを初めとするダイヤモンドの名産地における原石採掘―研磨―商品化・販売されるまで産地、品質などを全てブロックチェーンにより記録し、真のヴァージンダイヤモンドを保証するとともに、WFC Market Placeにてダイヤモンドの原石を販売予定と表記している。
WRCは、ERC20規格に基づいたトークンで、2018年7月にICOが完了し、2018年9月現在では、Coin Zentralで取引可能と発表している。
実際に「取引所」を見てみると…
そこで、Coin Zentralで検索してみると、WFCの別のサイトに飛び、そこでは、BIBAKO(韓国の交換所)、BitONBay(タイの交換所)、Coinbene(シンガポールの交換所で、米上場会社のCoinbaseではない)といった海外暗号資産交換所に上場と発表しているが、CoinZentralは「Not Found」、Coinbene、BIBAKOではWFCと見られる暗号資産の名前は確認できなかった。
一方、BitONBayでは、「Wold Friendship(WFC)だが「r」が無い」という名称の暗号資産は確かに上場しているが、価格は0.0000001BTCとなっており、2019年10月25日の取扱い開始以降、一度も売買はされていないと思われる。
仮にこの「Wold Friendship(WFC)」がWFCだったとしても売買実態がまったくないことから、利用者は換金することがまったくできない。
そもそも、国内暗号資産交換所ではないBitONBayに口座を開設すること自体が大きなリスクである。さすがに、この売買実績では「換金する場はある」と主張するのは難しいだろう。
騙されないために
ちなみに、WFCのサイト上には、「【!! 重要!! 】 WFCを名乗った詐欺行為に関する注意について」という情報提供を同社が行っている。当時、この情報提供を行おうと意思決定した人物は極めて俊逸だと感じた。
テキシア詐欺事件は、実質的な経営者に判決が下った今年、ようやく実態が解明されつつあるものの、被害者の多くは資産を取り戻せないだろう。
投資は自己責任という言葉を振りかざせば、それで終わりだが、物珍しさとその値動きの大きさなどから暗号資産はどうしても人々の関心を集めやすく、様々な詐欺に結び付けられやすい。
元本保証で銀行や国債の金利を上回る投資はこの世に存在しないということを今一度肝に銘じておきたい。(現代ビジネス)