投資とは何か?
現代では、お金が儲かれば投資というが、根本的に大きな過ちを犯している。
この考えでは、博打しか生まない。
これはまたあとで述べるとして、まずは記事を。
ビットコインは投資対象として不適格…イーロン・マスクのツイートに弱すぎ
ビットコインはイーロン・マスクのツイートに左右されすぎると、あるプライベートバンクの投資責任者が苦言を呈した。
テスラが支払い方法としてビットコインの受付を再開するとマスクがツイートすると、ビットコインの価格は4万ドル以上にまで再浮上した。
しかし、クラインオート・ハンブロスのファハッド・カマルCIOは、ビットコインを「投資対象として信用していない」と話した。
ビットコインの支持者は、市場を騒がせたイーロン・マスク(Elon Musk)のツイートに歓声をあげたことだろう。マスクCEOは、暗号通貨マイニングが環境基準をクリアできれば、テスラ(Tesla)はビットコインによる売買の受付を再開するとツイートし、ビットコインの価格は4万ドル(約440万円)以上に再浮上した。
ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale)が運営するイギリスのプライベートバンク、クラインオート・ハンブロス(Kleinwort Hambros)のCIO(最高投資責任者)、ファハッド・カマル(Fahad Kamal)は、マスクCEOのツイートこそが、ビットコインへの投資を敬遠する理由のひとつだと指摘した。
「1人の男のツイートで10%も価格が変動するものは投資対象として適格ではない」とカマルはInsiderに語った。
「投資対象がツイートひとつでここまで影響を受けるとなると、(それに投資することは)極めて予測が難しい事柄に対して、大きすぎるリスクを抱えることになる」とカマルは説明した。
マスクCEOは、ビットコインやその他の暗号通貨を推進するキーパーソンの一人になった。マスクCEOは2月に、テスラが150億ドル分のビットコインを購入し、今後ビットコインでの支払いを受け付けると発表したことで、暗号通貨ブームはさらに加熱した。
しかし、その後、テスラは方針を変更し、マスクCEOが「とんでもない」と形容する、マイニングにかかるエネルギー消費を理由にビットコインによる取り引きを中止した。この動きが、4月に6万5000ドル近くまで高騰したビットコイン価格を一気に37%も下落させる事態を引き起こした。
このような不安定性は、多くの大口投資家にとって、ビットコインが危険で近づき難いものであることを表してる。(BUSINESS INSIDER JAPAN)
この文章では、あるひとりの人間の発言で価格が右往左往するのはおかしいということだが、この文章を書いた人やここに登場する人達こそ感覚が狂っている。
まず仮想通貨(ビットコインも含めて)は、まともなものなのか?
という議論がひとつもない。
改めて言おう。
仮想通貨は詐欺である。
仮想通貨を創ることは別によい。
そして仲間内での取引であれば何も問題はない。
しかし法定通貨と交換となると意味が違ってくる。
ブロックチェーン技術やマイニングのことはいったん忘れて、純粋に仮想通貨を見れば、ただの「おもちゃのお金」だ。
つまり交換所がそれを仲介することが詐欺なのだ。
それを予め狙った仮想通貨の創設者も同罪。
このグループが一蓮托生しているのが仮想通貨(暗号資産、↑の記事ではごちゃごちゃになって暗号通貨と言っている)の世界だ。
相場の世界はまた別だが、そこには、クジラと呼ばれる機関投資家、もっと端的に言えば価格操作をしている輩が存在する。
正直、この仮想通貨の世界は、変な用語がたくさん出て来る。わけがわからないような文章も結構見受けられる。素人は近づくなという警鐘なのだろうか?
たとえば「DeFi」。何なのかわかりますか?
Decentralized Financeの頭文字を取って略したもので、一般に”分散金融/分散型金融”と訳すそうだ。
最近の記事では、 DeFiプロジェクト「Iron」の独自トークンIron Titanium(TITAN)の時価総額は一時20億ドル(約2200億円)を記録していたが、6月16日、トークン価値がほぼ0円まで大暴落したとか。
意味の分かった人は、おそらく自己責任も確立出来ている人と思いますので、仮想通貨をやっても問題ないと思いますが、分からない人はやらない方が身のがためと思います。
昔から、仮想通貨に限らず、「分からなものはやらない」。
実はそれが正解だったことが自分の経験からしても結構あります。
あとでトラブルとなるより、やらないという決断も大切なのです。
次に何年か前に仮想通貨は暗号資産というわけのわからないネーミングになったが、これは「資産」と呼べるものなのか?(あくまで日本語の訳としての話で、コインチェック事件がネーミング変更の発端となっている)
ただの「データ」ではないか。
実体のないもので、役にも立ちそうにないデータ。
どこに価値があるというのか?
とは言ってもたとえガラクタでも人によっては価値あるものもある。それにいくら出そうが構わないが、普通、一般的に見て仮想通貨は骨董とは呼べるとは到底思わない。
それともその暗号にお宝の眠っている何かがあるとでもいうのか?
通貨としても役立たず、資産としても意味不明。
そして挙句の果てに非合法的な取引を助長しているという始末。非合法的、これは立派な犯罪。
さてでは、「投資」ということを考えよう。
投資で代表的なのは、株式投資だ。
これは企業を買う行為なので、実体がちゃんとある。
またその企業は将来的に何かを生み出す可能性さえある。
投資というのは、この何かを生み出すための資金援助なのだ。
だからこそ株式投資をすれば、株主となる。
仮想通貨は、さきほども言ったように実体はない。
おもちゃのお金にいかなる将来性があるというのか?
そういう意味でも投資の対象とはならない。
あくまで国家ぐるみの博打の道具でしかない。
しかも大儲けすれば、容赦なく税金を取るというおまけまでついている。
マスク氏がどう発言しようとそんなのは自由だ。
あとは市場の勝手に任せるのが市場原理というもの。
くだらない記事だが、投資というものを見直すいい機会になればと思い取り上げました。