と思い読み始めました。
でもタイトルのままの本でした。
段取り講座ですし、学校のテスト対策の本です。
でも決定的に違うことがあります。
なぜそれをする必要があるのかをきちんと誤魔化さないで書いてあることです。
なんのために、そしてどうしてと今まで疑問に感じてきたけど義務教育だしと曖昧にしてきた部分です。
勉強本なのに勉強の具体例がない本として、近いところでこちらがあります。
なるほどこのあたりはお国柄もあるかもしれません。この韓国の勉強本は比較的情や恩に力点のあった本でした。
だからかな、年齢を重ねたわたしにはあまり刺さらなかったのです。
そのあたりが坂口さんの本はもっと現実的です。
彼はテスト対策を段取りを実践するために利用することを提案します。
なぜなら大してテストの内容自体が人生の根幹をなすような大事な知識になることはほとんどの人にとってないからです。
では、なぜ段取りが必要なのでしょうか?
それは社会で生きていき、なにかに到達したり、完成させたり、仕事を遂行するために必ず居る能力だからです。
ぼーっとして1日が終わるとこはよくあります。
でも、事前に段取りを組んでいた人は少しだけでも前に進めています。
このあたりをより深刻かつ、重要性について説明しています。
すごく当たり前で大事なのに学ぶことはほとんどありません(頭の良い子はこのあたりが親からなり自然なりして身につけているのも、残酷ですけど確かです)
大人のなり方についてそのステップを提示してる本はそうそうないので、実は歳だけは大人の人にも役に立つ本です。(ちなみに大人とはどういう人か、これがとても大事ですよね。坂口さんならではの普遍的な定義をしています。生きることに真正面に考えてきた人なのかなと思います)
中学生のためのと書いてるのは、その時期に学ぶのが1番早いからでしょう。
中学生卒業して働くにしても、高校を卒業して進学しない人でも、テスト勉強を通じて大人になるステップを試すことができます。
別に良い成績を取ることを目的にはしていません。自分が主体となってコントロールをしていく術が書かれています。
そして本の後半にはテストだけでない大人へのステップについて書かれています。
ただ税金についてのあれこれはまぁ結構政治的な話でもあり好き嫌いは分かれるかもしれません。
自身の将来=職業ではないし、そうであってもどんどん変わるものだと知っておくのは悪くありません。ほとんどの大人は進学先の学科に関する仕事をやっていないです。それで良いし、むしろメリットの方が多い。
(とはいえ私は将来=職業、進学先=職業かつ今もその職業をやっているレアパターン)
そんなことをこの中学生に向けて語られた講義内容から、楽しく学べます。
結局のところあなたは楽しむために生きるし、暇をどう楽しく潰すかを体感しながらいるのだよと。
この社会でどうサバイブしていくか、誰も教えてくれません。
そして意識していないと身についていないまま社会に放り出されます。
それでもなんとかやれる人もいますけど、イマイチ下手くそな人はこのやり方もありかなとおもうのではと感じています。
もし良ければ図書館ででも手にしてみてください。結構面白い本でしたよ。
〈Amazonより〉
さて、今日は何をしようかな!
「テスト勉強」で段取りを覚えると、人生が楽しくなる!
学校では教えてくれない、世界が変わる魔法の「時間割り」の組み立て方。
13歳の中学生、アオちゃんから出たSOS「テスト勉強のやり方がちょっとわからない…」
という言葉を受けたお父さんが、「テスト勉強の極意」を皆に伝える。
塾にも行かず、勉強時間を大幅に増やすこともなく、テストで点を取ることなどできるのだろうか。
果たしてその極意とは「段取り」にあった。
「テスト勉強のスケジュール表」を作って、日課をこなしたアオちゃんは
その後、五教科の合計点数が自己ベストを更新。
勉強のための勉強ではなく、生きるための勉強を多角的に伝える、著者初の「参考書」!
おとなが読んだらもう遅い…⁉ もう一つの「勉強の哲学」。
【目次】
はじめに
▼その1 テストとは何か?
▼その2 段取りとは何か?
▼その3 大人とは何か?
▼その4 全体量を把握すると、不安がなくなる
▼その5 スケジュール表の作り方
▼その6 自立のための段取り講座
▼その7 学校でお金の稼ぎ方を教えない理由
▼その8 将来の夢は置いといて、将来の現実を具体的に見る
▼その9 自分で会社をつくってみよう
▼その10 あなたはお金です
今日の少し笑ったアメブロ企画
なんか楽しそうな世界でサムライになってるようで、よかったです。
一安心。
未来のわたしに返信しよう♪