ひとり暮らしの高齢者が仔犬を迎え入れるということに…。前編 | 明日天気になぁ~れ!ミウラはり灸漢方院のブログ

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こんにちは。
尼崎市武庫之荘のミウラはり灸漢方院のブログです。
ヤフーブログからの引っ越しです。
健康情報はもちろんの事、日常の色々なことを書いていきますね。
よろしくお願いいたします

こんにちは
ミウラはり灸漢方院です

うちの患者さんで、70過ぎの男性がおられるんですが
今年になって、手を壊し年齢もこともありお仕事を辞められました

亡くなられたお父様が建て替えられた大きなりっぱなおうちにひとり暮らしです

手の治療に来られていて、うちのサランを見て
『先生、僕もこの犬飼えますかね』って尋ねられました

先日、法事で妹さんが来られた時に、『お兄ちゃん、仕事辞めたんなら、ヒマやろうから犬でも飼ったら?』
言われたそうです

元々、家でドーベルマンや柴犬などを飼っていたとのことでしたし
車も、バイクも好きで乗られていますから
体力的にも経済的にもだいじょうぶだろうと考えて

『飼って見はったらどうですか?』と答えたのですが…。
ふたりのスタッフはそのやりとりを見ていて、
後で大反対

この70過ぎという年齢は、人によって大きく差が出ますからね
ご自分でも、最近どんくさなってもうて…。と嘆いてはりました
仕事一筋で来られた方ですから、辞めると余計老けこむのかもしれないですね
今や外に出るのは、当院に来る時とその帰りに寄るコンビニぐらいと言われてました

 

もちろんね、保護団体からの譲渡で有れば、仔犬は年齢的にも、成犬であっても譲渡自体が対象外かと思います

自分の年齢を考えて
『動物は飼わない』という選択も『大きな愛情』だと思います
僕なら、そうすると思いますけど
しかし、
その半面、最後に犬と暮らしたいという気持ちも、十二分に理解できます
多分その考えに至った理由のひとつに、まる子が虹の橋を渡る前に、もう一頭保護団体から犬が来ることになっていたのですが、その話しが流れたんですね
それも、僕の中では、大きく影響していると思います
まして、自分のお金で飼うのですから、色々大変なことは伝えたうえで
『飼う』と決めたのならそれを、否定することもできないと思いました

同じ、ビーグルさんをとのことでしたので、サランが来たブリーダーさんに連絡をしたら
丁度生まれたところと言うので、一緒に見に行くことにしました

この時、飼うと決めはって仮に途中で無理と放棄したとしても、サランとは半年違いだから、まだ、僕がなんとかなるし
もし、僕がだめでも、ビーグルさんだから、新しい里親さんを見つけることも可能だと思いました
(柴さんなら、その子によっては少し難しいと思いますけど…。)

それで、その場でこの子にすると契約しはりました
それから、引き取りまで約1ヶ月あります

その間も治療に来られてたので、
・一回、妹さんと見に行ってきはったらどないですか?っていうたんですね
妹さんも、勧めた手前、見たら責任感でるかな・・。っと思ったのですが…。

結局、本人も含め、一度も見に行かず…。
(僕たちは、サランが来るまで毎週見に行ってました)

・部屋を片付けておいてくださいね。ケージの外に出ると何を食べるかわからないから…。と言ったのですが
それも、結局何も片付けせず、いや出来ず…。

・せめて、ケージなど綺麗にしておいてくださいね。とお願いしました
ケージは前の犬のんがあるということで、一応大きさなどを測ってきてもらって、だいじょうぶだと判断しました

・それで、GW明けに迎えに行くと言われたので、
いきなり行ってもダメですよ、犬の状態もありますし、向こうの予定もありますから、必ず事前に電話してくださいと
もう一度電話番号もお渡ししたのですが…。

GWに僕たちはキャンプに行ってたのですが、その最中にブリーダーさんから『ご本人と連絡が取れない』と電話がありました・…。

もう、ひぇ~~~!って感じで…。
ブリーダーさんも一回来て、契約書を書いただけで、一度も見に来ず、内金も何も入れてないですから不安になりますよね

帰った日にお宅訪問して、電話するようにお願いしました

 

そして、お迎え当日
りつぎさんが、心配なのでサランのフードを買うからという理由を付けて、付き添うことにしました
それで飼育環境も心配だったので、午前中からお宅訪問してみると…。
とても迎え入れられる状況ではありませんでした…。

 




午後の約束の時間まで、数時間せめてケージの周辺だけでも受け入れられるようにと片付け・掃除をして迎えに行きました


この日を迎えるまで、ご自分で無理だと思ったら、手伝うので言うてくださいと何度もお話ししたのですが…。
当日、来てくれてほっとした。家に来てくれたときに頼めば良かったと後悔していたと話されてたようです

男性でもあり、年齢的にも、中々ヘルプを言えなかったようです

どうも、ドーベルマンや柴犬さんを飼っていたといっても、お父さんが飼われたのではないかと・・・。
それも、外飼いの時代で、余り物のぶっかけご飯の時代、相当前かもしれないですね…。

連れて帰って来た時に、僕も行って、ごはんの上げ方や、その他の注意事項などをレクチャーしました

なかなか、先が思いやられますが…。


かわいいチビを見る目は優しく、愛おしい目で見ているのを見ると、まぁ、よかったのかなと…。

 

 

しかし、ブリーダーさんやペットショップさんは、飼う人の年齢や、家庭環境、家族構成など一切関係ないんですよね
売れればいいだけなので、当たり前と言えば当たり前ですけど…。

続編に続く…。


今日もみなさんの前に素晴らしきことが滝の如く現れますように…。