ニンゲン、一寸先は闇…。いやいや１秒先でさえ分からないものです。

こんにちは
ミウラはり灸漢方院です

よく、『あと１年先は、どうなるかわからんわ』とか言う話しを耳にしますが、経済情勢なら、年単位での考えもありますが
それが、こと『カラダ』のことになると
一寸先、いやいや１秒先でさえ分からないものです
事故や脳卒中、心臓発作なら一瞬ですよね…。
今日は、そんなお話し

昨日、昼休みに出先からクルマに乗って帰って来ている最中に、右足の膝に違和感を感じ、さすりながら帰ってきました
痛みは、時間を追うごとにどんどん増していき、午後診が終わるころには、『激痛』に変わり
脚は、膝窩（しつか・膝の裏面のくぼみ）に激痛が走り、膝を軽度屈曲位に曲げたまま、それ以上、伸ばすことも曲げることも、床に接地することもできなくなりました

たぶん、神経痛が出たのだと思います
・超音波・炭酸ガスミスト・温熱などを試みるが、その後しばらくは少し楽になるようですが、また激痛です
そのたびに、痛みは強くなる感じです

以前から、たまにこの部分に痛みが出ることがあったのですが、ここまで強い痛みは初めてでした
もうね、寝ることには、寝がえりもうてないし、脚をピクリとも動かせない…。
完全寝たきり状態。
少しでも動かそうものなら、激痛が走り、大きな声を上げてしまします
じっとしていても、自発痛があり、トイレに行こうものなら、痛い方の膝が床に付けないので、立てないのです…。
なんとか、立って片足でそろりそろりとトイレに行けても、痛みで立ってられないので座ろうとすると
これがまた激痛・立つ時も激痛、今度寝る時も激痛…。
どないせーちゅうねん！って感じでした

僕は、大抵痛みには強い方です
この間の、ももに噛まれた時も、ナイフで切ったようにざっくり切れて、穴も開いていましたけどいましたけど、痛いけどさほど…。って言う感じでした
しかし、筋挫傷（肉離れ）と神経の痛みは、整形外科疾患の中でも特別痛いです
骨折・脱臼より痛かったと思います
もちろん、症例それぞれ違いますから、一概には言えませんが、自分の経験上

今まで一番痛かったのは、、首のヘルニアから来る、痛み
ニンゲン、『痛い！痛い！』と叫んでるときは、まだ、だいじょうぶです
ほんとに痛みが強くなると、声が出ずうめくだけになります

可動した時に来る瞬間的な痛みにがある一定のレベルを超えると、痛みを我慢できず大きな声が出ます

今回も、夜中かなり痛かったです
脚を触りながら、『これは、骨肉腫の痛みや！間違いない！ぜったい。おれもジュン・サンダースと同じや…。』と考えながら耐えていました（笑）

このように、痛みを大きくする原因のひとつに『不安』という感情があります
強い痛みなどに遭遇すると、
『どうなってしまうんやろ…。』とか不安に苛まれます

【強い痛みが現れた時の対処法】
東洋医学では、病期（進行度）・位置も大事なのですが、病気の深度も大事になります
これは、誰でも出来る判断法ですから、是非試してみてください

痛みの有る処に集中してみてください
その痛みは、カラダのどの部分から来ていますか？
カラダの中心の深いところですか？
それとも、皮膚からそんなに深くないところですか？
よく、集中するとわかってきます
ものすごく痛いけど、割りと浅いなって感じるときは、大抵だいじょうぶです
そうすると、不安からくる痛みの部分が軽減されてきます

朝になっても、一向に痛みが引きません
それどころか、もう最悪の状態です
さすがに、予約をキャンセルしてもらわないといけないかなと考えていたのですが…。
寝る前に、膝自体も少し腫れて来てたので、薏苡仁湯を服用しましたが、余り変化が無かったです
起きてから、芍薬甘草湯を服用すると、少し痛みが軽減
あまりお勧めできませんが、２包飲むとかなり楽になりました
それでも、脚はかろうじて接地できる状態で歩行とまでは行きません
OTCのロキソニンも買ってきてもらい服用
やっと、午前診が終わるころには、痛みが大分引いて来ました

ほんとに、ニンゲン一寸先は闇です。
前述のように、これが事故や、脳血管疾患・心臓発作であれば、もう、終わりですもんね
何ごとも、先送りせず、片付けて行こうと思う、出来事でした

きょうも、みなさんの前に素晴らしきことが滝の如く現れますように！