犬の尿漏れ、尿失禁と鍼治療&温熱療法。家庭でのケアについて。 | 明日天気になぁ~れ!ミウラはり灸漢方院のブログ

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こんにちは。
尼崎市武庫之荘のミウラはり灸漢方院のブログです。
ヤフーブログからの引っ越しです。
健康情報はもちろんの事、日常の色々なことを書いていきますね。
よろしくお願いいたします

こんにちは
ミウラはり灸漢方院です

先日、うちのスタッフの
犬の尿漏れについて、相談を受けました。

この子は、保護犬でまだ推定3歳位

宮古島にいた子ですが、保護団体が保護して大阪に連れてきたときは、既に妊娠していて、出産後の譲渡に成り
その後避妊手術をしました

術後2年近く経って最近になって寝てるときに尿漏れを起こすようになったそうです
それも結構な量が出る時もあるとのこと

高齢犬の尿漏れ・尿失禁は人間も同じである程度年齢で起こるものだと思いますが

特に避妊手術後に起こるのは、反応性尿失禁と呼ばれるもので、女性ホルモンの分泌不足により尿道括約筋の働きの低下により起こるものとされ、高齢犬に多いものだそうです
しかし、この子のような若い個体に起こるのは珍しいと思うので、いわゆる、「寝小便」のような状態なのかもしれません
獣医師の診断を受けていないので明確なことはわかりませんが・・・。
もし、反応性尿失禁と言う状態なら、女性ホルモン剤の投与になり、同時に副作用も心配に成ります

東洋医学的に言うと、「冷え」を伴った「腎虚」と言う状態かと思います

それで、補腎を目的に
鍼治療と温熱療法を行いました









(夢の中へ~♪)

翌日から1ミリの漏れもなし(飼い主さん報告)

自宅でも、飼い主さんが、鍼治療はこわいでしょうから、刺さない鍼(てい鍼)を使ったり、電子鍼(僕は麻痺の子以外刺激が強いのであまりお勧めしてないですが)なども使用して治療することができます

撫でてあげるだけでも、いいんですよ
なんせ、手当ですから

ヘルニアにも非常によく反応しますので、そのような症状でお困りの方は、近くの鍼灸院の先生か獣医師で鍼灸や漢方をすごく勉強されている先生もおられますから一度相談されてみてはいかがでしょうか?

20年以上前に、テレビで獣医さんが下手な鍼を打っているのを見て、真剣に犬・猫の鍼治療をしようとしたことがあります

結局、ベッドや毛の関係で出来なかったですが…。

最近は、獣医師法第17条の規定により、獣医師以外が業として飼育動物の診療を業務としてはならない。との一文から
鍼灸師は業として犬猫さんを診ることができませんが、アドバイスなどは出来ますので、近医で鍼灸漢方などをされている先生がいない時は
鍼灸師に相談されるのもいいかと思います

治療代の代わりにと
炊いた自家製の海苔を頂きました!

これも、獣医師法違反かな(笑)

温熱器はそれこそ誰でも出来ますし、棒灸の温灸(間接灸)と違って、火を使いませんし、煙も出ません
温度調節もかんたんですし、何より家族全員で使えますから少し高価ですが1台家庭に置いとかれると便利で家族全員の健康増進につながります

当院で何人も購入されて調子が良くていいのですが、当院の通院回数が減って困ります…。

販売価格: 79,000円(税別)
ご注文は、是非、当院まで~~。(笑)
当院でお買い上げの方には、やり方などの相談料、無料ですよ~
これ、売ったって儲けってないんですけどね…。


今日も皆さまの前に素晴らしきことは滝のごとく現れますように!