超音波カッター～キレッキレの凄いヤツが来た！

「柔らかいトマトだって
ほーら、この通り！
こんなに薄く切れちゃうんですよ
そこの奥さん！！」

ミュウテック工房最新ニュース

2024年も

夏休み工作教室を開催します！

自由研究や夏休みの宿題にピッタリのオリジナル工作。

大人気のエレベーターやゴム動力飛行機に加えて、今年の夏にはいよいよ２つのモーターで走る工作が新登場！

どれも未就学のお子様から中学生まで幅広く楽しんで頂ける内容です。

詳しくは本記事下のご案内をご参照ください。

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包丁代わりに使うつもりはないけれど
そんなイメージが湧きそうな
頼もしい 最新ツール を購入しました。

見るからに切れ味が鋭そうでしょ？

その名も
超音波カッター ZO-41

なんか「超音波カッター」って響きがカッコイイ！

形はちょっとどんくさい感じですが。。。

そもそも
超音波カッター 　って何？

１秒間に４万回（≒超音波）の
細かな振動を刃先に与えることで
切れ味を向上させたカッターです。

例えて言うなら

アジをさばくとき
ゼイゴって言う棘を取るのに
包丁を前後に細かく動かすでしょ。

あのような動きを
カッターの刃先が
１秒間に４万回も自動的に
やってくれるわけです。

実際
超音波ナイフっていうのも
あるらしいですよ。

で、その切れ味はというと

プラモデル製作ではよくある
こんな太めのゲートの切り離しも
刃先をおろすだけでニュルっと切れます。

振動の摩擦で熱が出るので
スパッと切れるというより
プラスチックが溶けて離れる感じかな。

切断面はこんな具合です。
通常のカッター同様、パーツ面ギリギリを
責めてはいけませんね。

ただ強い力は全くかからないので
パーツ変形とかの心配は無用でしょう。

このほかに
パテで盛った余分な部分を切り取るとか
鉄道模型のジオラマ製作で
石こうで作る岩肌なんかも
カリカリっと軽く削れそうですね。

ボクが特に凄い！と思ったのが

プリント基板の切断

プリント基板って
ガラス繊維布を重ねたものが多いので
とにかくカッターでは切りにくいんですよ。

なのでいつもは
大きめのカッターで切り筋を入れてから
力尽くで折って割るだけでした。

断面はボロボロだし
小さく切りだすのはかなり大変な作業。

ところが
この超音波カッターを使うと・・・

刃先を軽く押し当てるだけで
サクッと入っていきます。

でもやっぱり繊維質材なので
一気に深いところまでは行けません。

急がず何度か同じラインをなぞっていくと
この通り！

こんなに小さく切り取れました。
（小さ過ぎてプリント基板の役割りを成していないけど・・・）

断面の感じはまずまずかな。

さらに
この ZO-41 には
ハイパワーモードという機能があって

こっちに切り替えると
より刃先の振動が強くなるんです。

ただし
このモードが使える時間は５分間だけ。
それ以上続けちゃうと
振動機構が発熱し過ぎて
自動停止してしまうとのこと。

試しに
さっきのプリント基板を
ハイパワーモードで切ってみる。

キーーーっていう音が少し大きいかな。

グッと刃先を入れると・・・・・

ファイヤー！！(@_@)

なんと切断面からモワーっと煙が上がりました。

そしてこんな感じに・・・。

プリント基板が焦げるくらいなので
プラスチックなら盛大に溶けるでしょう(^^;)

アジの調理に使うなら
ゼイゴを取りながら同時に塩焼きになるかも。

ハイパワーモードは
使うシーンをよく見極める必要がありそうです。

何はともあれ
これから始めるちょっと面倒な加工作業には
その力を発揮してくれるでしょう。

手を出すにはちょっと勇気がいる価格ですが
モノづくり愛好家にはおススメのツールですよ。