2012月1月 それはある男性が発見したネット上の書き込みから始まった。

『"こんにちは、我々は極めて聡明な人々を探しています。
そのような人々を見つけるために、我々はあるテストを考案しました。
このイメージ(画像)の中にはとあるメッセージが隠されています。
それを見つけなさい、そのメッセージが我々を見つける為の
道筋への手がかりとなるでしょう。
我々は、そのすべての謎を解くことが出来るような少数の人々と
会うことを楽しみにしています。
幸運を。
3301" 』
(3301というのはハンドルネームのように使われているようです。)
※引用 http://www.clevcode.org/cicada-3301/
この書き込みを見つけたのはスェーデンのウプサラ出身の
ジョエル・エリクソンさん。
もともと暗号解読には自信があったエリクソンさんは
この暗号解読に夢中になり、すぐにローマ帝国の第4代皇帝である
ティベリウス・クラウディウス・シーザーを示すメッセージと
ランダムに並んだ文字列にたどり着く。
そしてジュリアスシーザーにちなんだ暗号化技術から導き出した
解読法でその文字列を解読してみたところ、画像コードの中に
ウェブアドレスを発見した。
解読できた満足感とともに彼はそのアドレスへジャンプ。
すると・・・下の画像が表示された。
↓

『おっと!
引っかかりましたね。
どうやらあなたにはこの暗号の解読は無理みたいだ。』
これは囮でありこんな方法じゃ解読はできないよ、あきらめよう。
というような内容のメッセージ・・・
しかし、
彼はこのメッセージにむしろ喜び、暗号解読へ向けて更に熱を燃やします。
「あまりに簡単だったり、形式的すぎると、興味を無くしてしまうんです。
でも、この暗号はどうやら思っていたより難しそうだった。夢中になりました。」
(ジョエル・エリクソン)
はじめは面白いゲーム感覚ではじめたこの暗号解読でしたが、
しだいに彼はこの問題に取り憑かれたように夢中になっていきます。
2012年1月5日 エリクソンさんは、このアヒルの画像も
暗号解読の手がかりとなるのではないのかと思いつき、
「OutGuess」という解析ソフトにかけてみた。すると・・・
ふとした思いつきからこのアヒル画像をOutGuessにかけてみた
エリクソンさん、するとそこに、ソーシャルニュースサイト
「Reddit」内の掲示板へのリンク が出現
↓

そのリンクへ飛んでみると、その掲示板には数時間おきに
暗号化された文章が投稿されていた。
それらの暗号化された文章とともに、変わったシンボルの文字が
投稿されており、エリクソンさんはそれらの文字が
「マヤ文明の数字」であることに気がつく。
ますますこの暗号に惹かれ、それらのマヤ数字を使用し、
暗号解読を進めていくエリクソンさん。
掲示板の暗号を解読すると、次の手がかりはなんと、
「Agrippa」という「詞」の中に隠されていることがわかりました。
↓ クリックして拡大。

この詞について調べていく過程の中でエリクソンさんは、
実はこの「Cicada 3301」の暗号を解いているのは自分だけではなく、
何千もの人々がこの暗号解読に取り組んでいることを知ります。
しかも!「Agrippa」という詩に隠されていたはずの暗号の手がかりは、
それ一つだけが存在するわけではなく、他のチャレンジャーの人々が
それぞれ違う独自の手段で導き出した解読法によると、
『他の「本」や「音楽」の中にまで手がかりが隠されていた』のです。
そしてその手がかりを手にした者達が、英語圏の画像掲示板
「4chan」へと集まりはじめ、多くの人が協力して
この暗号解読を進めていった。
多くの人が暗号解析にとりくみ、ついにそのバラバラの手がかりの中から、
""Call us at telephone number 214-390-9608”"
"この番号に電話しろ"
(上の英文の訳)
というメッセージが浮かび上がった。
恐る恐るエリクソンさんはこの番号に電話をかけてみた。
すると機械音声で
「Cicada 3301のオリジナル画像から素数を見つけろ」
という内容の音声メッセージが流れた。
ここからこれは世界中の各国を巻き込んだ
壮大なスケールの謎に発展する!
この続きは、
↓ ここ!気になる人は読みに行こう!(hiko)
http://matome.naver.jp/odai/2138752786547702401
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