はじめに
『放送禁止』(ほうそうきんし)は、フジテレビ系列で不定期に
放送されていいたテレビ番組です。
「ある事情で放送禁止となったVTRを再編集し放送する」という設定の、
一見ドキュメンタリー番組だが実はフィクションというフェイク・ドキュメンタリー
(モキュメンタリー)である。
「事実を積み重ねることが必ずしも真実に結びつくとは限らない」をテーマにしており、
実在のデータや出来事・人物のコメントを重ねていくことでリアリティーを高めていく。
番組の概要を知らず、本物のドキュメンタリー番組だと思い込んで見た時にこそ
大きな衝撃を得るが、フィクションだと知っていて見ると必然的に驚きは半減してしまう。
しかし、一見普通の「ドキュメンタリー番組」は、突然大声を出して発狂する怪しい人物の
登場や違和感を持たせる展開を経て、恐るべき「真実」が提示される。
最初からフィクションだとわかって見ている者は映像に隠された細かい伏線を
「解明」していくことによって楽しむことが出来る。
最後に「この番組はフィクションです」というテロップが表示されるものの、
それを知らずに見ていた視聴者からの抗議が放送局に少なからず寄せられていたようである。
そのためか、第5回・第6回の放送では冒頭にもテロップを表示した。
企画・構成・演出の長江俊和は同局の『奇跡体験!アンビリバボー』の立ち上げスタッフでも
あり、第2回ではアンビリバボーで紹介された「実在の」心霊写真が小道具として使われている。
今回はシリーズの中でも比較的ライトな『第5回 放送禁止5 しじんの村』
(2006年10月15日、26時55分 - )を6つの動画に分けたものを掲載します。
ご好評いただけるようなら、他の話も掲載していく予定です。
それでは『しじん村』、スタートです。
1
2
3
4
5
6
.