天野大使がIAEAの代表に選出された。常に言われてきた、言ってきた事は唯一の被爆国だということだった。だとするならば、サミットでの日本は、日露よりも一歩前へ出るべきではなかったのか。しかし、衆議院人気切れを前に影の薄いままサミットが終わってしまった。
アメリカ、ロシア、フランス、イギリスの他に中国、イスラエル、インド、パキスタン、そして開発していると見られる北朝鮮、イラン。米ロ核兵器削減同意にいかにして他の国を巻き込むことができるのか。
地球人類を6回全滅させるだけの核兵器を持ってしまった、その維持費だけでも年間、日本の国家予算をはるかに超えている。廃棄と更新を毎年やっていかないと核戦力が維持できないということで、それが旧ソ連を疲弊させ、今の各国を苦しめている。
だとするとかいはつをやめたリビアは、賢かったことになる。イランと北朝鮮の、特に北朝鮮の核開発費はいったい誰が出しているということになる。
世界の核軍縮を、日本が先頭に立って呼びかけていくことができるのか。
それにしても、今日の都議選の結果が気になる。影の薄い日本、世界は一歩動いた。