興味はあっても買う機会がなかったMRE。
アメリカ軍の個包装レーション。
日本語的に表現すると「戦闘糧食」。
先日「わしゃがなTV」を見て、欲しくなって買いました。
さて、このMRE。
基本的に...というか日本には流通していません。
横流しは犯罪で、韓国では横流しをしていたグループが逮捕されたこともあります。
じゃあなぜ買えるの?となります。
どういう流通になっているかは、正確なところは不明です。
あくまで推測ですが、沖縄等の米軍基地で
米「このMREはもう廃棄だな~。日本の処分業者に出すかな~。(チラッチラッ)」
日「ちわ~。廃棄物業者で~す。引き取りにきました~。」
米「んじゃこれ処分しておいて~。処分した証明とかいらないからヨロシク~。」
日「かしこま~。」
で流通してるのかと。
なので基本「廃棄物」です。
昔は「異臭がする」ものなどがあって問題になり、そこから「食品」ではなく「コレクションアイテム」という「物」としての扱いに変わったようです。
なので、食用ではないため、食すのは完全に自己責任になります。
それでは購入したMREを見てみましょう。
残念ながら外装には製造日を示す記載がありませんでした。
エンボスで刻印されているという噂だったのですが、どこを見てもありません。
MREは12個セットで段ボールに入っていて、その段ボールには記載があります。
これはバラ売りなのでそこは確認できません。
仕方ないので、中身で判断することにします。
開封。
上側は「Peelable seal」(剥がせるシール)になっています。
ハサミやナイフがなくても開けられます。
中心に力が入りやすいように、山形の部分があります。
線ではなく点に力がかかるようになっていて、ピッチリ閉じている割にバカみたいに力を入れなくても開きます。
これ便利。
気になっている製造日の確認をしてみましょう。
製造日については、4桁の数字の部分で判断します。
「DATE PKD」で、DATE(この日付に)PKD(Packed)(パッケージされた)ものとなっています。
このMREに記載の数字はこれ。
一番左の数字が西暦の下1桁になります。
10年前のものはすでに廃棄されているので、201「7」年となります。
それ以降の3桁は、1月1日からの経過日数となります。
これは「292」なので、1月1日から「292」経過の「10月20日」にパッケージされたものとなります。
MREは「外気温摂氏27度で最低3年間、38度でも最低6ヶ月保管出来る事」という条件があります。
この製造年月日だと、27度以下で保存されていたなら2020年10月20日までが賞味期限となります。
出品が2021年9月4日。
普通に賞味期限切れでの廃棄だったのでしょう。
一応、検品物なので、段ボールについているTTI(Time-Temperature Indicator:時間・温度指標)シールが過度に変質していないもののはずです。(出品者を信じれば)
賞味期限切れから1年弱経過していますが、許容範囲内だと思います。
開封しても、異臭はしていません。
長くなってしまったので、実食についてはまた次回。