QB体験談、最終回です。
霧吹きで軽く髪を濡らされ、ハサミが入る。
お兄さん(推定20代男性スタッフ)のカットは、
10年以上の付き合いがある故郷の美容師さんに比べると
やわやわと髪を触られる感じがするし、
ハサミの動かし方もゆっくりだ。
単純に切り手の経験値の差なら気にしない。
普段男性の髪ばかりカットしているから、
いつもと感覚が違って…てのも別によい。
「汗かき女の頭さわりたくね~」と
思われていたらマズイΣ(゚д゚lll)
ちなみにQBハウスでは、スタッフは黙々とカットする。
美容院で話しかけられたくない派は気楽だと思う。
雑誌はないが、店内は有線で音楽がかかっており、
目の前のテレビでは無音のニュースが流れている。
10分前後のカットなのでこれくらいで丁度良い。
余談だが、有線で「紅蓮華」が流れ出し、
ちょっと緊張がほぐれた私は”鬼滅の刃”にどハマり中。
汗を気にし、紅蓮華に聞き入り、
ぼーっとしていたらカットが終わった。
前も後ろも、ちゃんと鏡で確認させてくれた。
QBではシャンプーもブローもしないが、
掃除機のような吸引機(エアウォッシャーというらしい)で
落ちた髪の毛を吸ってもらえる。
短髪の男性なら、頭皮ごと吸う感じで結構な髪の毛が吸えそう。
私はセミロングなので、髪の根元の方から裾まで吸ってくれた。
エアウォッシャーにドライヤー機能はないので、
ちょっと髪が湿った状態で終了。
席についてから20分近くかかったが、もちろん追加料金はない。
前払いなのでこれで終わり、店を出る。
店内のベンチで待っている人は随分増えていた。
頭も気持ちも軽やかになった私は、
八百屋と肉屋に寄ってから帰宅した。
家で洗面所の鏡を見ると、
散髪したばかりなのに髪の毛がバサバサしている。
これで八百屋と肉屋に寄ったの
恥ずかしかったんじゃない?ってくらいに。
おや?
お兄さんのカット、大丈夫かな?
次に髪に櫛を通すと、結構髪の毛が落ちてきた。
これは想定内。
やはり短髪じゃないと吸いきれないわよね。
とりあえずシャンプーをし、ドライヤーをかけた。
ここでようやくわかった。
髪型はちゃんと整っている。
お兄さん、疑ってごめん~。
なぜ私は一瞬、お兄さんの技術を疑ってしまったのか。
その理由は、
QBハウスと美容院ではカット後の仕上がりが違うから。
それはカットの技術の差という意味ではない。
美容院だと、ブローやセットまでしてもらって終わる。
トリートメントや整髪料をつけてもらい、髪はツヤツヤ。
いつもより綺麗にしてもらった状態で店を出る。
一方、QBはカットに特化したお店。
髪の毛そのものは綺麗に切ってもらえるけど、
着飾るところまではやらない。まだスッピン状態なのだ。
私は美容院感覚で寄り道してしまったが、
QBハウスでカットした後は、
短髪の人以外は早めに帰った方が良いかもしれない。
今回のQBハウス体験、私は大満足だった。
故郷の大好きな美容師さんのところには通い続けるが、
その合間はちょくちょくQBハウスに助けてもらおうと思う。
はじめては緊張したが、
次回からは発汗少なめで行けそうだ!
おわり
読んでくださってありがとうございます(^^)