~ここまでのあらすじ~
フィレンツェに就職決定後、新職場を介して早々に新しい家探しを始めるが…
・あてにしていた賃貸仲介会社の担当が逃走
・現地入りしてネット経由で家探しを試みるも、断られ続ける
・不動産会社を介して内見するが、大家から入居を断られる
また、また、また!振り出しに戻る。
イタリア人教授が手厚く協力してくれているのに、私たちも我儘は言っていないのに、
どうにも上手くいかない。
私たちがイタリアに入国するまで、あと2週間足らず。果たして住める場所はあるのか…?
イタリア人女性は(もちろん人それぞれではあるが)、強い。押しが強い。
夫の上司である教授も、例に漏れず。
進展しない現状に業を煮やしたのだろうか。もう時間がないからだろうか。
彼女は前回登場した不動産会社のスタッフに、早急に新居候補をピックアップさせた。
さらに、うちの夫に詳細情報と内部写真を添付したメールを送るようにしてくれた。
こういうとき、イタリア人はなかなか動いてくれない。「仕事だから当たり前!」とか、ない。
おそらく教授は、不動産会社スタッフに”強めに”お願いしてくれたのではないかと思う。
(この不動産会社スタッフも、仕事が早くて良い人でしたが)
メールで紹介してもらった物件は2つ。
①フィレンツェ中心部と職場の間。郊外にあるが、家の中は広い。即入居OK。
②フィレンツェ中心部。便利そうな立地だが、二人暮らしには少々狭い。大家に一回会ってから審査。
私たちは①を選んだ。
理由はひとつ。”即入居OK”これである。
②を選んで大家に断られてしまったら、本当に住む場所がないんだもの。
①の物件に決めた旨をメールで連絡し、その後は滞りなく契約が進み、なんとか無事入居できた。
内見していないわりに良い物件に巡り合えたと思う。こんなふうにタイルが素敵な物件だった。
家探しの最初から最後まで助けてくれた教授、素早く動いてくれた不動産会社のスタッフ。
あなたたちがいなかったら、私たちはイタリアに住めなかったかもしれません。
ありがとうございました!Grazie mille!
ちなみに不動産会社のスタッフは、私たちと英語でやりとりしてくれました。
彼女はとっても英会話が得意というわけではないけれど、
「私、英語苦手です!無理!」とならず、自ら私たちに関わろうとしてくれたのが嬉しかったです。
おわり
次は日本の家探し編かな~。
読んでくださってありがとうございます(^^)