昨日の記事を読んでくださった方、ありがとうございました。
さらには多くのコメントやいいね!をありがとうございました。夫も喜んでおります。
長い付き合いで私たちの状況をよく知っている方、
同業者(家族)の方からのコメントでグッときましたので、
改めて”研究者が日本で就職する”ということについて書いてみます。
過去にも何度かお話していることなのですが、
新規の読者様もいるかもしれないし、私もなかなか上手くまとめられないので(^_^;)
ちなみに。
今度の東京への就職は、海外赴任から日本の職場に戻る~ということではありません。
基本、ポスドクに戻る場所はないです。
国内外問わず、毎度毎度、一から就職活動をしなくてはいけません。
うちの場合だと、今まで働いた台湾・イギリス・イタリア、そして東京。
全部就活をした上で、いただいたお仕事です。
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研究分野によって違いは多々あると思いますが、
研究者が日本で就職するって、なかなか大変なのです。
うちの夫は、理系の基礎研究をやっています。法則や理論などを考える研究です。
(よく聞かれるんですが実験はしません)
とても大事な研究だけど、企業で活かせる研究ではない。
よって企業への就職はまずありません。
大学や専門の研究所くらいしか職場がないんですよね。
そして物理的に人数が必要な研究でもない。少数精鋭がいれば良い。
そんなわけで、日本のみならず世界的にも採用人数が少ないらしいです。
(ついでに研究チームも片手で収まる人数で、同僚は少ないか、いない)
今までの職場もそうだけど、この国が良い!この大学で働きたい!とか言って、
選んではいられないと思った方が良い。 うちの人も世界中に履歴書をばらまいてます
さらに近年、日本の大学は職員を縮小する傾向にあります。
基礎研究に限らず、文系・理系問わず、多くの研究者が就職難の現状。
(そういう状況もあってか、夫の分野では海外でポスドク武者修行してくるのがトレンド)
おいおい、
本当によく仕事見つかったな( ゚∀゚ ;)
記事を書きながら、ゾッとしました。
次の東京での仕事は永久就職ではないので、そのうちまた職探しです。
それでも。
夫と私は日本で一緒に暮らしたいので、
今回の採用は本当に本当に運が良かったし、ありがたいことです。
先が見えないのは少し不安だけど、またそのとき考えれば良いよね。
このまま日本で永久就職できるのか?
また外国に行くのか?
最悪、生きるために研究者を辞めなくてはならない事態になるのか?
夫と私たちの行く末を見守ってくれる読者様、常時募集しております。
(台湾・ 墾丁にて)
あまり馴染みのない研究職の話。もっといろいろな人に知ってほしいです。
読んでくださってありがとうございます(^^)