研究者が日本で就職するということ | 私の夫は研究者です

私の夫は研究者です

研究者と結婚したら、即台湾へ移住。からのイギリス、イタリア行き。
あわせて約6年の海外生活を経て2018年帰国。長女も生まれて3人暮らしになりました。
研究者夫の珍生態、子育て、海外生活の記録などを綴っています。

 

昨日の記事を読んでくださった方、ありがとうございました。

さらには多くのコメントやいいね!をありがとうございました。夫も喜んでおります。

 

 

長い付き合いで私たちの状況をよく知っている方、

同業者(家族)の方からのコメントでグッときましたので、

改めて”研究者が日本で就職する”ということについて書いてみます。

 

過去にも何度かお話していることなのですが、

新規の読者様もいるかもしれないし、私もなかなか上手くまとめられないので(^_^;)

 

 

 

ちなみに。

今度の東京への就職は、海外赴任から日本の職場に戻る~ということではありません。

基本、ポスドクに戻る場所はないです。

国内外問わず、毎度毎度、一から就職活動をしなくてはいけません。

 

うちの場合だと、今まで働いた台湾・イギリス・イタリア、そして東京。

全部就活をした上で、いただいたお仕事です。

 

 

 

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研究分野によって違いは多々あると思いますが、

 

研究者が日本で就職するって、なかなか大変なのです。

 

 

 

 

 

うちの夫は、理系の基礎研究をやっています。法則や理論などを考える研究です。

(よく聞かれるんですが実験はしません)

 

とても大事な研究だけど、企業で活かせる研究ではない。

よって企業への就職はまずありません。

大学や専門の研究所くらいしか職場がないんですよね。

 

 

 

 

そして物理的に人数が必要な研究でもない。少数精鋭がいれば良い。

 

そんなわけで、日本のみならず世界的にも採用人数が少ないらしいです。

(ついでに研究チームも片手で収まる人数で、同僚は少ないか、いない)

 

今までの職場もそうだけど、この国が良い!この大学で働きたい!とか言って、

選んではいられないと思った方が良い。 うちの人も世界中に履歴書をばらまいてます

 

 

 

 

さらに近年、日本の大学は職員を縮小する傾向にあります。

基礎研究に限らず、文系・理系問わず、多くの研究者が就職難の現状。

(そういう状況もあってか、夫の分野では海外でポスドク武者修行してくるのがトレンド)

 

 

 

 

 

おいおい、

本当によく仕事見つかったな( ゚∀゚ ;)

 

 

 

 

記事を書きながら、ゾッとしました。

 

 

 

 

 

次の東京での仕事は永久就職ではないので、そのうちまた職探しです。

 

それでも。

夫と私は日本で一緒に暮らしたいので、

今回の採用は本当に本当に運が良かったし、ありがたいことです。

 

先が見えないのは少し不安だけど、またそのとき考えれば良いよね。

 

 

 

 

 

このまま日本で永久就職できるのか?

また外国に行くのか?

最悪、生きるために研究者を辞めなくてはならない事態になるのか?

 

 

 

夫と私たちの行く末を見守ってくれる読者様、常時募集しております。

 

 

(台湾・ 墾丁にて)

 

 

 

 

あまり馴染みのない研究職の話。もっといろいろな人に知ってほしいです。

読んでくださってありがとうございます(^^)

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