イタリア・フィレンツェで単身赴任中の夫。
彼の一人暮らしで妻が一番心配だったのは、、、食事。
心配ポイント① 「買ってすぐ食べられるようなものが少ない」
イタリアには、少なくともフィレンツェ郊外にあるうちの近所には、
日本のようなお惣菜や弁当、コンビニはない。
幸いにも美味しいピザ屋さんはあるが、毎日ピザでは栄養も偏るし飽きる。
よって自炊と材料の買い出しは必須。
心配ポイント② 「夫の料理のレパートリーが少ない」
夫は基本的に料理はやらない。気が向いたら作る料理と言えば、
・スパゲッティペペロンチーノ(なぜか自分で作れるようになりたくなって練習した)
・即席ラーメン
・乾燥うどん+めんつゆの調合=温かい素うどん
・冷凍シーフードを使ったスパゲッティ
以上。全部麺類。
しかも即席ラーメンとうどんは、海外では入手しにくい日本食材を使用するため、
日本に住んでいるときよりも貴重で高級な一品となる。頻繁に作るわけにはいかない。
↑夫作シーフードのパスタ。美味しい。
心配ポイント③ 「便利な道具がない」
ならば冷凍食品を利用するのはどうか?お米を炊けばいいんじゃないの?
いえ、うちには電子レンジも炊飯器もないんです。
(オーブンは備え付けられているけど、即ブレーカーが落ちるので使用不可)
私は鍋でお米を炊いたり、なんとか直火で食物を加熱していた。
麺類しか作ってこなかった夫にとって、これらはハードルが高い作業である。
夫も上記のような状況はよくわかっていた。
「最長だと、あと1年近くはイタリアで一人暮らし。麺類だけでは耐えられない。」
「”ちゃんと野菜を食べないと体調を崩す”とわかってきた今日この頃。」
「妻はイタリアに戻ってこない。自分でなんとかするしかない!!」
そこで夫。
なんと、”鍋での炊飯をマスターする”と決意表明をした。
つづく
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