恋い慕うヴェネツィア 2. イタロ大遅延 | 私の夫は研究者です

私の夫は研究者です

研究者と結婚したら、即台湾へ移住。からのイギリス、イタリア行き。
あわせて約6年の海外生活を経て2018年帰国。長女も生まれて3人暮らしになりました。
研究者夫の珍生態、子育て、海外生活の記録などを綴っています。

 

列車で、いざヴェネツィアへ! ヴェネツィア=ベネチア=ベニス

フィレンツェからヴェネツィアまでは、各社の高速列車で2~2時間半ほどです。

 

 

今回はイタロ(Italo)を選びました。

出発前日にチケットを公式ウェブサイトで予約したところ、

トレニタリア(Trenitalia)の高速列車より少しだけ安くて、乗車時間が短いチケットがあったから。

 

イタロはトレニタリアと比較して、ホスピタリティが良く、遅延も少ないとの噂。

今までイタロは使ったことがないので、どんなものか楽しみ。

 

 

 

 

出発当日、フィレンツェ・サンタマリアノベッラ駅(Firenze S.M.N駅)に到着。

早速電光掲示板を確認すると…

 

はい、100分遅延!

 

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家を出た後にイタロから、「現在109分遅延しています」というメールは来ましたがね。

遅延情報がメールで知らされたのは高評価

 

遅延理由は不明。

多少は巻き返す可能性もあるので、結局は駅で待つしかありません。家も遠いし。

 

「100分くらいなら待てる」「想定内ではある」と思うようになった夫と私の成長よ(笑)


 

 

 

家から駅までのバスも信用できないため、だいぶ早めに家を出た私たちは、

出発予定までの160分(駅に早く着きすぎた時間+遅延)を駅構内でつぶしました。

フィレンツェSMN駅にはバール、カフェ、マクドナルドなどがあります。

 

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周りには同じような待ち人が複数。フィレンツェ-ヴェネツィアなので外国人観光客も多い。

 

ランチはヴェネツィアで食べようかと思っていたけど、夫が空腹を訴えたため

バールでパニーニとカプチーノ、さらに追加でビールやコーラまで摂取。

この後ランチを食べられない事態になったので、ここで食べておいて大正解だった…。

 

 

 

 

結局、遅延は巻き返されることなく、110分遅れでフィレンツェを出発。

 

イタロの車両は深紅のフェラーリカラー。

 

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(↑翌日ヴェネツィアで撮影)

 

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(↑フィレンツェで撮影)

 

 

 

Smart(エコノミークラス)の座席。座席もトイレも、普通に清潔で快適でした。

 

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この日はヴェネツィアに着いた後、夫の後輩(出張で来ている日本人の方)と会う約束がありました。

後輩さんはイタリアで使える携帯を持っていないので、遅刻厳禁です。

 

出発は予定よりもかなり遅れてしまったけど、1~2時間の遅延は想定内。

ヴェネツィア到着から約束の時間まで3時間は余裕がある列車を選んでいたので、

この調子なら遅刻せずに済みそうです。

 

 

 

ところが今度は、

なぜか途中駅のボローニャで列車が停止!!

 

車内アナウンスは入っている様子だけど、ボソボソしていて全く聞こえない。車掌も説明に来ない。

ゆえに乗客には遅延理由が伝わらず、みんなイライラ、ざわざわ。

 

他の列車に乗り換えるという手もあるけど。

隣の線路のトレタニアも、そのまた隣も、同じように動いていない気がする。

 

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私たちは心中穏やかでない。

 

今日会う後輩さんは携帯を持ってない!連絡が取れない!

 

遊んだり休んだりできる場所にいてとも、今日はキャンセルで帰ってくれとも言えない。

 

 

ついでに今日泊まるゲストハウスのチェックイン時間にも遅れてしまう!!

民泊のような感じで、チェックインの時間帯が定められている所だった。こちらも大遅刻は不可。

 

 

 

夫は猛烈にイライラしていたけど、後輩さんにメールを送ってみた。見れないだろうけれどダメ元で。

ゲストハウスにも電話をかけ、現状説明とチェックイン時間の交渉をしてくれた。夫、頑張った。

 

 

 

 

謎のボローニャ停車から1時間後。

やっと列車が動き出し、乗客からは拍手が沸き起こる!!

 

今ならまだ、ギリギリ約束の時間に間に合うぞ。もう止まらないで…動いて!

 

 

 

 

しかし、その願いもむなしく、列車は再度停止。さらにはフィレンツェ方面に逆走。

(後に逆走は線路を替えるためだったと判明しました)

 

 

もうダメだ…間に合わない…。

 

 

元々のサービスなのか遅延に対する謝罪なのか、イタロからコップ一杯の水をもらいました。

 

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結局列車は

 

250分(4時間10分)遅れ

ヴェネツィア・サンタルチア(Venezia Santa Lucia)駅へ到着したのでした。

 

 

 

 

ヴェネツィア到着後、夫は後輩さんの元へ、私は宿泊先へ、分かれて走りました。

憧れのヴェネツィアにやっと来れたけど、感動している暇なんてない。

 

後輩さんはWifiが飛んでいるカフェを見つけて、夫からのメールを読むことができたみたいで。

大大大遅刻したにも関わらず、辛抱強く待っていてくれました。ありがとう、ありがとう(泣)

 

ゲストハウスの方も無事にチェックインでき、見知らぬ場所での野宿は回避できました。

 

 

 

イタロは遅延以外は良かったです。

ゲストハウスの人は「いつもイタロはそこまで遅延しないんだけどねぇ。」と言っていました。

異常事態だったのか。あり得る遅延なのか。真実はいかに。

 

あぁ、心身ともに疲れてえらい目にあった。後はヴェネツィアを楽しませていただきます!!

 

 

 

読んでくださってありがとうございます(^^)

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