賃貸契約更新を二重にしてしまい、更新料も二重払いしてしまった私たち。
中編→☆
「今後何もしてくれない会社に120ポンドもくれてやるなんて、絶対おかしい」
※当時120ポンド≒22000円
夫は立ち上がり、大手賃貸仲介会社(以下、仲介会社)の代表メールアドレス宛に、
返金を求めるメールをした。
こちらにも”無知”という非があったとはいえ、やはり払うのは釈然としない。
イギリスでは、メールは見逃されたり無視される危険性が高いので、
こちらから企業等に連絡する場合はメールより電話が推奨される。
でもこの仲介会社はイギリスらしからぬ迅速な対応で、メールも確実に返信してくれるのだ。
期待通り、返信は早かった。
私たちが更新料を支払ったときに対応したスタッフの名義・メールアドレスから、
「大家と事実関係を確認して折り返し連絡します」とのことだった。ほっ。
しかし、1か月待っても返事がない。大家と揉めているのだろうか?
さすがに遅すぎるので、状況はどうなっているかと夫から担当者宛にメールをした。
…1週間待っても、2週間待っても返信がない。どうもおかしい。
今まで対応が良かった分、この遅さは不安になる。
うやむやにして、自然消滅を狙っているのではないかとすら思えてくる。
「金のことになったら急にだんまりか?!」
夫、ついにキレる。
担当者のメールアドレスと会社の代表アドレスに向けて、
「無視するな!何か言え!」と怒り溢れる文面を送信。 ※もちろん丁寧な言葉遣いで
するとすぐに、謝罪のメールが届いた。どうも担当者がずっと不在だったらしい。
数日のうちに戻るので、急いで対応させるとのことだった。
休暇中だったのかしら?(・_・;) ※外国の休暇はえらく長い
そうだとしても休暇に入る前に教えてくれるなり、他のスタッフに申し送るなりせんのかい。
数日後、担当者とのメールのやりとりが再開。最終的に無事返金された。
夫が頑張ってくれたおかげだ。良かった。
最初は2万円を諦めようかとも思ったが、やっぱり言ってよかった。
金額の問題ではない。黙っていたらずーっと心にしこりが残っただろうから。