『SUPER MODEL』の作り方 〜綺麗になるヒント〜 「モデルを育てる方法に特別なことは何もない。」 -3ページ目

『見た目』の大切さに気づいてますか? 「個性」を輝かせるためのStep1

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世界で活躍する“SUPER MODEL” には、ただ「細い」だけのトップモデルはいません。
皆さんがご存知の Kate Moss や Miranda Kerr もただ細いだけのスタイルでは決してありません。
先日まで開催されていたワールドカップの開催国であるブラジルを代表する Gisele Bundchen や Adriana Lima、Alessandra Ambrosio などを見ても健康的でsexyなBODY LINEをしています。


さて、前回の続き「見た目」について話しを進めます。

まず、「見た目」についてですが、『見た目がイイ』とか『悪い』、『太い』とか『細い』...これを決めているには、あなた自身です。
あなたの家族や同僚、友達でもありません。ましてや異性では決してありません。
このBlogでいう「見た目」は、あなた自身が自分勝手に納得出来れば良い。そういうものです。
だから、他人からの嫌な一言は左耳から右耳に聞き流して下さい。
あなた自身が「見た目」を見つけていない現時点で、周りの実際は的確なアドバイスも嫌味に聞こえるでしょうから...、特にあなたが「打たれ弱い」方ならばスルーを決め込んで下さい。


では、「見た目」を養うトレーニングから始めます。
簡単です。日常、いつでも出来ることなので...
まずは、毎日、出来るだけ多くの周りにいる女性を観察して下さい。
上から下まで隅々まで、スタイルだけではなく、全身のバランス、腕や脚などパーツだけを見ても良いです。
歩き方だけに注目する日があっても良い。髪型や顔の輪郭を見ても大丈夫です。
注意すべきは、声を出して感想を言ってはいけません。
周りの方は、このBlogを読んでおられないでしょうからトラブルの原因となりますので笑

このトレーニングを続けると、そのうちに“完璧なスタイル”の方は1人もいない事に気がつくはずです。
そう、世の中には100%均整のとれたバランスを持ったスタイルの人は存在しません。
必ず、どこか「?」と思うパーツや特徴、バランスの悪さに目がいくはずです。
こんなトレーニングをしなくても、もうわかっていると言う方もいると思いますが、では何故わかっていながらも自身は『完璧』を目指すのでしょうか?
それは、『誰一人完璧な人はいない』という事に目をつぶって気づかない振りをしている事ではないですか?

それでも、全体を見ると同性が見て憧れるスタイルを持ち、目が奪われるバランスの女性を何人も見かける事になると思います。
これが、テーマ「BODY LINE」のゴールとなりますが、この話しはもう少し先にします。

『誰一人完璧は人はいない』、この事を理解出来たら、いよいよあなた自身の「見た目」に拘る事を考えていきます。
宿題にもありましたが、鏡で自分自身をよくみて下さい。
「見れば見るほど落ち込む」...そんな事はありませんよね。
だって、この世界には完璧な人はいないのだから!

ただ、鏡を見て答えを見つける事は難しいと思います。
では、何を導き出せば良いか?

それは、あなたが『なりたいからだのイメージ』をつかむことです。

「見た目」をハッキリと具体化したイメージが「なりたいからだ」となります。
この「なりたいからだのイメージ」が、何時、何処にいても、何をしていても、常に頭の片隅にあるようになれば、このテーマ「BODY LINE」で目指す、あなた自身の「理想的なスタイル」を身につけるチケットは手に入れた事になります。

今日はここまで、
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
次回は、「なりたいからだのイメージ」について説明していきたいと思います。
宜しければ、今日から周りの方をジロジロと(ただし、さりげなく)観察を始めて下さい。これが宿題です。


「個性」は活かして始めて「美」に通じると思っています。
そして、個性とは一人ひとり異なったものであり、決して同じものはないと信じています。「個性」を大切にしましょう。
今後とも宜しくお願いします。

「SUPER MODEL」に身長は必要ですか?

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世界最大と言われるパリ・コレクション(パリコレ)は、1960年代から開催され半世紀もの歴史があります。
しかし、山口小夜子氏(故人)のような世界で尊敬され憧れられる日本人のパリコレ・トップモデルは、山口氏以外現在に至るまでランウェイには存在しません。

ニューヨークをはじめ欧米のファッション業界の生産拠点は、今や完全に中国となり、重要な消費拠点は中国や日本はじめアジア諸国となりました。
その追い風に乗り、現在欧米の各メゾンでは中国人モデルが多く起用され始めました。

その中国人モデルの傾向は、身長180cm以上で、スタイルは欧米のトップモデルのコピーに、アジアンモデルの特徴である黒髪、一重の切れ長の目を兼ね備えているものばかり。
「個」としてもオリジナリティは持たないため、誰が見ても同じ印象を持ち、代わりのモデルは数え切れないくらい存在します。

欧米のモード界においては、山口小夜子氏のビジュアルがアジアンモデルのイメージとして強く定着しています。
欧米のコレクションやモード誌などにおいてアジアンモデルは“こうあるべきテイスト”と既成概念になっています。
そのイメージを踏襲するように冨永愛やtao okamotoが誕生し、そのレールの上に今の中国人モデルの躍進があると考えています。
ただ、忘れてはならないのは、ことモデルに関して中国人モデルの欧米での活躍は、現在日本人モデルの遥か先に進んでしまったと言う事実です。
先に述べた「個」としてオリジナリティがないテイストから最近、明らかに異なる新しいアジアンテイストの中国人モデルが欧米のモード界で才能を開花しつつあるからです。

では、日本人モデルが海外を意識して如何に考え行動すべきか?
日本国内では“SUPER MODEL” を目指す場合、必ず『身長175cm以上』という条件を目にする事と思います。
具体的に海外で活躍した、或いは活躍中の日本人モデルの身長を一部挙げてみます。

山口小夜子 170cm

冨永愛 179cm
杏 174cm
Tao Okamoto 177cm
Mio 172cm
Chiharu Okunugi 177cm
福島リラ 168cm
松岡モナ 178cm

いかがでしょうか?
欧米のコレクションやモード雑誌などで確かに「身長175cm以上」あれば有利かもしれませんが、身長が絶対的な条件ではない事をおわかりいただけますか?

現在、欧米における中国市場は重要性を考えてるとなものであり、モード界においても中国人モデルが大躍進しているアジアンモデル枠を競って日本人モデルが勝てる要素はありません。
それならば、提案です。
新しいアジアンモデルのテイストを欧米のモード界で開拓し根付かせる努力をしてみませんか?
欧米社会は歴史を重んじます。
パリコレやミラノなどコレクション、フランスやイタリア版のVOGUEやELLEなどモード誌、photographerのMario TestinoSteven Meisel、Greg Kadelなどの作品を見ればご理解いただけると思います。
それでも欧米は歴史を重んじながらも反面、frontier spirit を好みます。

何もない場所に道を開く事に、当然何の保証もありません。
何もないから時間もお金もかかります。リスクは予想以上にあります。
もちろん、身長175cm以上あればこれまでのアジアンモデル枠で力いっぱい頑張ればいい。それは当たり前です。
それでも、「身長が175cmに足りない」は決して“SUPER MODEL” になれない理由にはなりません。
勘違いのないように言っておきますが、ここで述べるアジアンモデルの新しいテイストを目指す事の成功率は1%あるか無いかだと考えています。

それでも、僅か1%の可能性に賭ける価値が“SUPER MODEL”の世界にはあります。


さて、テーマ 「『SUPER MODEL』を夢見て」では色々と自論を展開しつつ“SUPER MODEL”を目指す事も、“綺麗になるヒント”も、最終的な目標は違いはしても、そのプロセスに大差がない事を知っていただきたいと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
「変化のない毎日を諦める事なく、一歩一歩確かめながら前を見て努力を続けること」...わかっていても、なかなか難しいですよね。

では、また次回。

BMI値より大切なこと。「個性」を輝かせるためのStep1

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“スーパーモデル”を目指す場合に必ず出てくるのがBMI値です。
パリコレやミラノなどコレクションのランウェイを夢見てもスペインとイタリアではBMI値が18未満のモデルの出場が禁止されています。

では、まずBMI値の算出方法を書いておきます。

BMI(Body Math Index)=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

BMI値が18.5未満で「痩せすぎ」、18.5以上25未満で「標準」、25以上30未満で「肥満」、30以上で「高度肥満」という判定になるそうです。
さて、あなたのBMI値はどうですか?

スペインやイタリアで出場禁止となるBMI値18ですが、日本の平均的な一般女性でも、かなり厳しい数字ではないでしょうか?
BMI値18以下は欧米のモデルを対象とした基準であり、アジアンモデルの体型、骨格から考えれば余分な脂肪、もしくは筋肉をつけることとなります。
実際、日本女性だと10代のほとんどが18以下、20代でも少し頑張ればクリア出来ると思いますが、いかがでしょうか?
つまり、BMI値とは数値的な目安ではありますが、美しいBODY LINEを手に入れるための絶対的な数値ではないということを知っておいて下さい。
同じようにBMI値標準値(22)から求められる標準体重も、体脂肪率も健康上の目安にはなっても、このBlogで目指すBODY LINEの直接的な要因とはなりません。

※標準体重の計算方法

標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22(BMI標準値)

では、美しいBODY LINEを手に入れるために必要な要素とは何だと思いますか?
BMI値など数値的なものではなく“スーパーモデル”を目指そうが、普通にライフスタイルを楽しみたいだけでも、もちろん年齢も関係ありません。

それは、『見た目』です。

「見た目」だけであなたのBMI値や標準体重、体脂肪率が誰の目にも正確にわかる事も、逆にBMI値や基礎体重、体脂肪率から「見た目」を想像しても決してイメージが一致するはずもありません。
だから、テーマ「BODY LINE」では「見た目」に拘る事から話しを進めていきたいと思います。

「見た目」とは言いましたが、他人の見た目は関係ありません。
あなた自身の「見た目」が1番大切なのです。
例えば、街中で見た女の子の「脚が太い」とか「からだが棒みたいに細い」とか、思うことがありませんか?
でも、よく考えてみて下さい。
その比較対象は、あなた自身ではないですか?

つまり、あなた自身のことを1番知っていて、いつも見ているのは、あなた自身しかいません。
だから、あなた以上にあなたの「見た目」を理解している人はいません。
ただし、あなたの評価は少し厳し過ぎる事も知っておいて下さい。
この先、自分自身に対して厳しさを求めるテーマやアドバイスがありますが、あまり自身に厳し過ぎると、本当のあなた自身の「個性」が見えなくなります。
ここで言う「個性」とは、あなた自身の「魅力」だと置き換えていただいても結構です。


では、次回は「見た目」について具体的に話しをしていきたいと思います。

宿題として...
宜しければ、お時間のある時に鏡を見てこの漠然としたキーワード『「見た目」に拘るとは?』どういう事かを考えておいて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
『焦らず、諦めず、「美」は1日にして成らず』
今後とも宜しくお願いします。