1888年、ロンドンと言わず、世界中を震撼させた切り裂きジャックを知ったのは
この「フロム・ヘル」の映画だった。
犠牲者となった娼婦の子宮やその他の内臓を鮮やかな手口で取り出すのは
相当手慣れたものの犯行としか思われない。
とすると、ジャックとはそれなりの技術を習得できる立場にあった人ということになる。
犯人はいまだにわかっていない。
それゆえにいろんな仮説がまことしやかに語り継がれていくのだ。
クリボーさんご推薦の「恐怖の研究」 エラリー・クィーン著を読んだ。
これはシャーロック・ホームズが切り裂きジャックの事件にかかわった
その記録をワトスンが残した。
この記録が偶然(?)エラリィの手元に届くことになる。
そして、その記録には隠されていた真実の犯人をエラリィが探しだすという
大変興味深いミステリーだった。
ミステリー作家が架空とはいえ有名な探偵を使って、過去の迷宮入り事件を
暴く、なんておもしろい手法なんだろう。
この本を教えてくださったクリボーさんに感謝。
