ロンドンの旅 つづき
ターナーの絵をたくさん堪能したあとは、4度目の再会となる
ジョン・エヴァレット・ミレー「オフェリア」をはじめたくさんの名画を
たっぷり鑑賞する。
展示室の隅にスピーカーが設置され、そこから牛の「モォー」や
カエルの「ゲコゲコ」 小鳥のさえずり
などが聞こえ
目を閉じると田園にいるみたいだ。
天窓のガラスからは日が差し込んだり、雲で一瞬暗くなったりと
まるで野外美術館のようだった。
このあと、私の優先順位第二の目的の場所に向かう。
テートブリテンを出て、右方向にテムズ河に沿って歩く。
風が強く、落ち葉が舞っている。
そして最初の橋であるヴォクソール橋が見えたら、対岸をご覧あれ。
きゃぁー 年甲斐もなく興奮してしまったずら
ここは何をかくそうSIS本部ビルなのだ。(かくしてないない)
イギリス情報局秘密情報部(Secret Intelligence Service)
旧称 M I 6
つまりジェームス・ボンド様がいるところなのだ。
今度生まれ変わったら、スパイになりたい私。
感慨深く対岸より、あこがれの本部を眺めるのであった。
ちなみに
近年ではMI6、MI5 などの諜報機関が公式ウェブサイトで新人採用まで行っている。2005年の応募資格は、父母どちらかがイギリス人であること、21歳以上で過去10年間に5年以上イギリスに住んでいたイギリス市民である事が最低条件である。
なにがなんでも来世はイギリス人として生まれなくてはならないのだ。
時計を見れば、もう8時前。
このあと地下鉄でホテルに戻り、清掃完了の部屋で夕食をとるのだ。