日曜日の会議の受付で久々に見た。
おじさんでごった返す会場。
その正面にある受付に立っていたら、
6才位の男の子、4才位の女の子が血相をかえて
走りこんできた。
子供 「あのぉーお父さんいますか?」
さっちゃさん 「名前はなんていうの?」
子供 「ひでき」
さっちゃさん 「さいじょうひでき?」
焦っている子供を落ち着かそうと冗談を言ったさっちゃさん。
しかし、残念なことに古すぎて通じない。くっくくく
同じ建物内で開催している歯科用品の展示会に来た父親が
まんががたくさんある館内の遊戯施設にいるようにと言ったきり
戻ってこないので不安になったらしい。
さっちゃさんが別の会場を教えてあげると、お礼の言葉も言わずに
脱兎の如く走り去った兄妹。
お兄ちゃんは目に涙をためていた。
そして鼻水がたれ、固まっていた。
妹の前で不安な心を隠し、必死だったのだろう。
なんだか洟垂れ小僧が可愛くて、懐かしくて、ほんわかした
気持ちになった。