印象に残った宝塚記念5選 | ワイビーのブログ(おもに競馬)

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以前、杉本清さんの名実況をピックアップしましたが、今回は個人的に印象に残った宝塚記念を3つ取り上げます。

 

■その1 2019年 優勝リスグラシュー

皐月賞馬アルアイン、ダービー馬レイデオロ、菊花賞馬キセキ、ダービー2着で大阪杯勝ち馬のスワーヴリチャード、そして桜花賞・秋華賞2着で前年にエリザベス女王杯を優勝したリスグラシュー。17年のクラシック馬たちが一堂に会し、さながら同窓会場のようなメンバー構成。

 

かつてしのぎを削った同期たちの対決を制したのはリスグラシュー。2着キセキに3馬身差とクラシック時代の勝ち切なさが嘘のような圧勝ぶり。3着スワーヴリチャード、4着アルアイン、5着レイデオロと掲示板は5歳世代が独占しました。

 

気の毒だったのはキセキ。もし古馬GⅠを勝っていれば、その年の皐月賞馬、ダービー馬、菊花賞馬が全て古馬GⅠを勝つという希有な記録が誕生するところだったのですが。翌年の宝塚記念もクロノジェネシスの2着、18年のジャパンカップもアーモンドアイの2着と、ことごとく超名牝が立ちはだかっており、生まれた時代が悪かったとしかいいようのない現役生活だったと思いました。

 

 

 

 

■その2 1997年 優勝馬マーベラスサンデー

デビュー2連勝で、故障引退したフジキセキにかわり西の秘密兵器といわれながらも骨折でクラシックへ向かうことは出来ず。復帰後4着を経て重賞4つを含む6連勝するも、バブルガムフェロー、サクラローレル、マヤノトップガンのまえにGⅠではあと一歩届かない日々が続いていました。

 

天皇賞春3着の後に向かった宝塚記念で、とうとうその瞬間を迎えます。前年の天皇賞馬で先着を許したバブルガムフェローとの一騎打ちを制し、ついにGⅠホースの仲間入りを果たしました。

 

 

この馬がもし無事にクラシックへ行けたなら、もしかしたら武豊騎手最初のダービー勝利はこの馬だったかもしれない、と思っています。

 

 

 

■その3 2015年 優勝馬ラブリーデイ

あの有名な120億事件が起きたのがこの年の宝塚記念。断然の1番人気だったゴールドシップは宝塚記念はもっか2連勝中。不得手だった前走天皇賞春を制覇後に迎えたのは特異な舞台。3連覇、史上最多タイのGⅠ7勝は確実などと言われていましたが、スタートで大出遅れをかますという、負けるにしても想像の斜め上を行く

 

ゲート内で暴れる隣の馬に「お?やんのか?」とばかりに仁王立ちしていたところでスタートが切られたところ、その横でゴルシを避けるようにゲートを飛び出すラブリーデイの映像を見て笑いが止まりませんでした。

 

後にネット流行語大賞にランクインしたくらい白いアレのインパクトが強かったこの年の宝塚記念ですが、一方で優勝したラブリーデイ、2着がデニムアンドルビーと金子真人オーナーの馬がワン・ツーフィニッシュしていました。

 

アパパネ以降、GⅠで活躍馬を送り出すことが出来なかった伝説の馬主ですが、このラブリーデイの優勝を皮切りに、翌16年のダービー馬マカヒキら次々と所有馬がGⅠを勝ち上がることになります。

 

 

 

 

他にも印象に残るレースはありましたが、特に書きたいなぁと思うレースをピックアップしました。