なんかつい最近見たような・・・。
土曜に行われた鳴尾記念。馬柱を見たらヨーホーレイクとボッケリーニが登録していたので、金子ウォッチャーとして深く考えることなく三連複2頭流し+ボッケさんから馬連4点購入したら両者のワン・ツーフィニッシュ。
馬連も三連複もそんなにつきませんでしたが、点数を絞ったおかげでいい思いができました。伝説の馬主は馬券に優しい!
ゴール前でヨーホーレイクが粘るとこボッケリーニさんが差し届かず際どい決着。これ、AJCCと同じシチュエーションですよね。
最近のGⅠ戦線では金子馬を見る機会がめっきり減少。ダービーでは4頭だししていたり、秋華賞では白毛、父母ともに三冠馬、ダービー馬の妹と多頭だしだけでもすごいのにバックボーンがもはや個人馬主の域を超えていたりとやりたい放題だったのも今は昔。ディープインパクトとキングカメハメハがいなくなったのと時を同じくして勢いがなくなっているようにも感じます。
重賞で今年2度目のワン・ツーしているのは凄いことなんですが、これまでの足跡が足跡だけに・・・ね。
またディープやキンカメ、クロフネらのようなあっと驚かす名馬の登場を期待したいところ。
つい最近見たと言えば英ダービーもそう。
優勝したシティオブトロイですが、前走2000ギニーでは9着大敗からの鮮やかな巻き返しは、昨年のオーギュストロダンと一緒。エイダン・オブライエン調教師とライアン・ムーアのタッグも同じだし、日本と北米の違いがあれど、父が三冠馬(ジャスティファイ)なのも昨年と一緒。
なお父の父の父ヨハネスブルグは、かつてオブライエン調教師のもとでBCジュヴェナイルを優勝した馬。かつて手がけた馬の子孫が巡り巡って英ダービー優勝するというのも競馬ならではのドラマ。
さて、日曜の安田記念です。
香港からやってきたロマンチックウォリアー、強かったですね。まさに王者の貫禄。
香港の地で幾度となく立ちはだかってきたチャンピオンホースが、今度は日本に乗り込んできてどんなレースを見せるのだろうと思っていましたが、まるでホームの香港にいるかのような勝ちっぷりでした。
今回ロマンチックウォリアーが勝ったことで、日本の競馬界はまたひとつ強くなると思っています。
ジャパンカップに代表されるように近年骨っぽい外国馬の参戦が少なく、逆に打って出る時代が続いてきました。
そんな中、安田記念にやってきたロマンチックウォリアーはGⅠ7勝。久しぶりに日本へやってきた超名馬です。高速馬場でガラパゴス化している、という近年の日本競馬で快勝して見せた。彼を破るという目標ができたと思うんです。
この後、日本の馬が香港の超名馬にどう向かっていくのか。暮れの香港国際競走が楽しみになってきました。