私のブログ更新なんか誰も待ってなかったかな。。そんな事ないよね! ね!!
PC Tools Internet Security 2011 です。

今回は、広報担当の方より依頼がありまして、執筆させて頂きました。
http://www.pctools.com/jp/ (公式HP)
http://www.pctools.com/jp/internet-security/ (製品紹介、及び無料体験版ダウンロード)
「PC Tools社」は、日本市場に力を入れ始めたばかりなので、正直、まだ馴染みのないソフトメーカーですが、
シマンテック社の子会社ともあり、ノウハウの共有で品質の良いソフトに仕上がっているのではないかと期待できます。
2011では、「ダウンロードガード」機能が追加されています。
ユーザーがWebからダウンロードしたファイルを、クラウド上のデータベースと照合し、同時に、振る舞い検知によってファイルの安全性を判定できる様にしたとの事。
なお、このクラウドデータベースは、Nortonシリーズで有名なシマンテック社と同じ物だという事です。
あちこちから色々なファイルをダウンロードする私からすれば、とても安心感があって良い感じです。
この製品を手に入れるには、公式HPからダウンロードするという方法の他に、BBソフトバンク社から発売されているパッケージ製品「Softbank SELECTION」でも手に入ります。
少し前までは2010が収録されていたと思われますが、そんなユーザーの方も、自動アップデートで2011版が使える様になります。
という訳で、インストールしてみました。
まず公式HP(上記)からダウンローダーをダウンロード。(ややこしい(^^;)
そのダウンローダーをダブルクリックで、インストーラ本体がダウンロードされ、自動的にインストール画面になります。

途中、英語の規約が出てきて読めませんでしたが、承諾した事にして、次へw
インストール直後くらいに、
「新しいネットワーク」という窓が出てきました。デフォでは「非承諾」になっているので

「信頼済み」にして、適用。
上記のインストール一連の作業中、インストーラやパターンファイルなどを色々ダウンロードしてくれるんですが、かなりサーバーが軽いと感じました。更新が重くてダルいって事はありません。快適でいいですね。
インストール後、「このxxxってソフトがネットに繋ごうとしてるけどイイの?」
といった問い合わせ窓が結構出てくるので、はいはいとOKを押していきましょう。
他のセキュリティソフトでもお約束ですね。

これは儀式ですので仕方がない。
環境などの前置きは前回記事と同じですが、一応コピペっときます。
【テスト環境】
CPU PhenomⅡ X4 965BE (C3) 3.4GHz固定
RAM DDR3-1600(PC3-12800) 8GB(2GBx4 DualChannel⇒3.2GB認識)
HDD WesternDigital WD5000AAKS-00V1A0
(7200rpm 500GBプラッタ 16MBキャッシュ 500GB)x2台RAID0
OS WindowsXP Pro sp3 (x86)
【テストファイル】
c:\test\Windows
c:\test\Program Files
c:\Game
(合計約20GB・ファイル数57,460個・フォルダ数10,641個)
※全部のファイルをスキャン対象にする様にソフトのオプションで設定済み。
【注意】
ファイルスキャン速度とCPU使用率のみの比較です。
検出率やその他の機能の比較ではありません。
なお、今回の比較検証は、シェル拡張の右クリック検索で比較していますので、
各ソフトメイン窓からカスタム検索(フォルダ指定)だと結果が変わってくる可能性があります。
IntelのCPUを使っている環境の場合、結果が違う可能性があります。
ご容赦ください。
PC Tools Internet Security 2011


メイン窓。 スキャン中。


CPU使用率:1回目⇒12分44秒 2回目⇒1分42秒
【オンラインゲームの起動可否】
・Emil Chronicle Online △ 警告されるが、「OK」(信頼する)ボタンで起動可能。
・パンヤ △(同上)
・PaperMan × PC Tools Internet Security 2011 を終了させる必要があるorz
【PC Tools™ Spyware Doctor™ with AntiVirus 2011との違い】
公式HPをよくチェックすると、似た様なソフト「PC Tools™ Spyware Doctor™ with AntiVirus 2011」というのがあります。
担当者様からのメールによると、「PC Tools Internet Security 2011」は、「PC Tools Spyware Doctor with AntiVirus 2011」を元にしているため、機能としては、Spyware Doctor with AntiVirusの機能をすべて備えている、との事です。なるほど。
公式HPでの性能差が分かりにくかったので、表を作っちゃいました。

【所感】
スキャンをかけた状態でも、CPU使用率は平均50%未満なので、残りのCPUリソースでブラウジングやMessenger系、及びメールの様な軽いアプリなら普通にこなせそうです。
CPU負荷のグラフでも分かるとおり、マルチコアの恩恵がしっかり受けることが出来ている様です。
しかも2度目のスキャンはバカっ速です。
インストール後、PC全体がもっさり遅くなるという噂もあったのですが、私の環境だと特に違和感はありませんでした。
ストレスフリーで良い感じΣd(゚ω゚*)
ただ、少々残念だったのは、一部メニュー内容が文字化けしていて詳細不明な部分があった事と、一部のオンラインゲームが起動不可だった事です。
双方とも、今後のアップデートで改善される可能性はありますが、後者に関しては望みが薄いかな。。
文字化けの画面ショット

オンラインゲームが起動しないので使用をやめる(セキュリティソフトを乗り換える)人が出てくると思いますので、ここは是非、色々なオンラインソフトを信頼済みアプリとしてデータベースに登録してほしいところではあります。その辺は今後に期待ですね。
1ライセンスだけでいいやというユーザーには丁度良い値段設定なので非常にリーズナブルだと思いますし、最近のセキュリティ事情のツボを押さえた性能を網羅、かつ、PC初心者の方には脅威となっている「偽セキュリティソフト」にも対応という所が嬉しいですね。
そうそう、偽セキュリティソフトに関しては、新種が続々と出ていて、そのウイルスではないという性質上、各セキュリティソフトベンダーの対応が遅れがちであることを、ご承知置き頂きたいと思います。
したがって、これは全ての事に言えることですが、
どんなに優秀なセキュリティソフトでも過信は禁物です。
最終的に自分のPC(財産)を守るのは、自分自身であることを肝に銘じてくださいΣd(゚ω゚*)
では、皆様、良いPCライフを。


(1ライセンス1500円という訳ではない様です(^^; 詳しくはクリックしてベクターのHPへどうぞ)