誕生 | まいるーむのブログ

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死別シングルマザー。
2009年夫を肺がんで亡くし、当時3歳だった娘も専門学校生になりました。
発達障害とも、インディゴ・チルドレンとも言われる娘の事や、不思議体験、死別グリーフケアの事など書いています。

前回のブログに書いた「傾聴力」まだ半分しか読んでいないのだけれど、早々に実践する機会があった。

子育てって本当に大変で、仕事して学童預けていた時の方がずっと楽だったと思う。

そして、今私を最も悩ましているのが、れんちゃんの宿題。
なかなかやってくれなくて、毎晩大騒ぎになるのです。

以前からそうだったのだけれど、3DS買ったり学童をやめてから、ますますひどくなってしまい、夏休み前、担任の先生やスクールカウンセラーに相談したくらい。

私や母がいくら言ってもダメで、昨晩は、私とれんちゃんがバトルしているのを見かねて、父がきつく叱ったら、ものすごく悔しかったらしく、火が付いた様に泣き出し、手が付けられない状態になってしまった。

何とかなだめて、本人がやると言うので付き合うけれど、やっぱりやる気がなくて、やれない理由をじーじのせいにしたり、全く関係のない、友達みんなから嫌われているという話を始める。

私にはそれがどうしても、時間を引き延ばしてやらなくて済む様にする言い訳にしか思えない。

毎回私も「死んだのが、お父さんじゃなくて、ママのがよかった!」「お父さんをかえせー!」とか言われてるけれど、ついにはれんちゃんに、「そんなにお父さんが良ければ、お父さんの所に行けばむかっ」って、傷付ける様な事を言ってしまった。

そしたら、れんちゃんが自分は友達からも嫌われているし、親からも見放されている。
全然似てないって友達から言われるし、本当の子供じゃないからだって言い出した。(…いやいや、それはドラマの見過ぎじゃないかあせる

包丁を持ち出して、「自分なんて生まれて来なければ良かった。殺して!」なんて泣き叫び出した。

さすがに驚いて、「れんちゃんが生まれて来なければ良かったなんて思った事は一度もないよ。」って言って、抱きしめてじっくり話を聴いてみた。

イジメまではいってはいないみたいだけれど、五年前に出来た傷のせいで、皆からキモイって言われるとか。
○○に似てるって言われて傷ついた事とか。
自分の容姿に、ものすごくコンプレックス持っているらしい。

誰からも遊ぼうって誘ってもらえなくて、皆から嫌われているんじゃないかって思っている事とか。(いつもうちに友達連れて来て遊んでるんだけどねあせる
クラスの全員と仲良くしたいと思っている事とか。

学校で相当無理している反動と、お父さんがいない寂しさで私に甘えたくて、わざと宿題をやらないで困らせている事とか。

ものすごくマイペースで、回りの事なんて、全く気にしている様子なんてないのに、小さいながらも、じっくり聴いてみると、スピリチュアルペインがあったり、物語があるものなんだな。

考えてみたら、3つ子の魂百までと言うけれど、れんちゃんの3歳の頃は、お父さんの闘病中で、その後も自分の事だけて一杯で、ちゃんとれんちゃんに向き合ってあげられていなかったのかも。

実はれんちゃんが怪我したのも、夫がようやく入院でき、実家に戻ってほっとして、気がゆるんでいた時だった。
近くにいたのに、ちゃんとみててあげられなかった私の責任なんだ汗

ついつい、「その歳になってそんな事もわからないの?できないの?」って、叱ってしまうのだけれど、今になってその頃からの育て直しをしているのだと思う事にしました。

もっとれんちゃんの気持ちに寄り添える様、じっくり話をする時間を持とうと思ったのでした。

そんな事があった後、「傾聴力」の先が気になってパラパラとページをめくっていたら、中島みゆきさんの「誕生」の歌詞が載っていて、この歌詞が実に今の私の気持ちにしっくり来たのです。
れんちゃんにも聴かせてあげたいな。

音譜生まれてくれてWelcomeラブラブ