後悔 | まいるーむのブログ

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死別シングルマザー。
2009年夫を肺がんで亡くし、当時3歳だった娘も専門学校生になりました。
発達障害とも、インディゴ・チルドレンとも言われる娘の事や、不思議体験、死別グリーフケアの事など書いています。

 一昨日の晩、れんちゃんが「シェリーメイのぬいぐるみがお化けに見えてきて怖いあせる顔からいきなり足が生えていて、動きだしそうに見えた。」って言い出して、ドキッとした叫び

2年前のれんちゃんの誕生日、母と姉と伯母と一緒にディズニーシーに行った。
そして、母の妹である叔母と従姉妹とも久しぶりに会った。

私は子供の頃から、母よりも14歳上のこの叔母に似ていると言われて育ってきたのだけれど、叔母は12年前、祖母が亡くなった後に心の病気になった。

その後、交通事故で前歯を折るなどの大怪我をして、調子が良かったり悪かったりの生活をしていた。

元々にぎやかな事は好きな人なので、母やれんちゃんはこの叔母の家に呼ばれるのだけれど、夫の病がわかってから、私と話したら暗くなると思うのか、私は呼んでもらえなくて、ちょっとさみしい思いもした。

疲れたからと途中で引き上げてしまったけれど、久しぶりに会う叔母はとても元気そうだったので安心した。

けれども、その後、今度は外反母趾の痛みがひどくなり、いくつかの病院で診てもらったそうだけれど良くならなかった。

夫の闘病中も、いろいろな薬を使っても痛みが取れずに苦しんだけれど、神経の痛みって、どうやらとるのが難しいものらしい。

そして昨年、叔母はついに自殺をしてしまった。

それ以前、甥のお嫁さんに自殺予告電話をかけた事や、その後は落ち着いているらしいと母から聞いてはいて、私から連絡とってみようかと思っていた矢先だったので、ショックが大きかった。

れんちゃんは体調不良もあって欠席したけれど、先日、その叔母の一周忌に参列してきたばかりで…。

あの日、一緒に選んだシェリーメイのぬいぐるみを見るたびに考えていた。

遺書もなかったので、衝動的なものだったかも。
叔母は自殺した事、後悔していないのかなって。

私には悔いが残っている。
痛みは取ることはできなかったかもしれないけど、一緒に病院病院を探してあげたり、話を聞いてあげる事はできたんじゃないかって。

たとえ結果は同じだったとしても、やるだけの事はやったという気持ちがあれば、今ほど後悔は残っていなかったかもしれない。

死に至るような病気でなくても、痛みは生きる気力を奪ってしまう。

この出来事から、ますます考えるようになった。

痛みを取ること…がんで言えば、緩和ケアの重要性。

そして、どうしたら後悔のない生き方ができるのかって事を。