結果
1 羽生結弦 106.98
2 鍵山優真 100.96
3 ネイサン・チェン 98.85
4 ミハイル・コリャダ 93.52
5 キーガン・メッシング 93.51
6 宇野昌磨 92.62
7 ジェイソン・ブラウン 91.25
8 チャ・ジュンファン 91.15
9 ケビン・エイモズ 88.24
10 セメネンコ 86.86
11 マテオ・リッツォ 83.30
12 ハンヤン 81.52
詳細結果
プロトコル
日本選手だけですが、以下に動画があがってます
Junhwan CHA 91.15 (49.80, 41.35)
ジュンファンってけっこう大きいじゃないですか。そして幅もそれなりに出てきてると思うんです。でもあの柔らかな印象はなに?ちょっと女性的ですあらあります。これはジュニアのころからずっと持ち続けている特徴で、このやわらかさ、穏やかさ、はなんともいえないものがあります。
体がやわらかい。
つなぎがスムーズに流れる
ていねいで一つ一つの要素をきちんとこなす
すべりがうまい。
今日はジャンプがすべてきまりました。いいですね。なんともいえない叙情性。最後は大好きなアップライトでフィニッシュ!コーチ不在の一年間でよくねばってくれました。すべりそのものはカナダの特徴がたくさん。だけどそれがジュンファン独特の柔らかさとあいまって、魅力的な独自の世界になっているように思います。今19歳ですね。これからが全盛期をむかえるはずです。よくなってほしいです!
Shoma Uno 92.62 (49.02, 44.60, -1.00)
アクセルで転倒という痛恨のミスがありました。。4T3Tが4T2Tになったのも、本田さんによると左にはずれてしまったということで、もったいないのですが、まあ、これは最悪の事態ではありますまい。昌磨君の4Fは不可思議なものなんですけど、でも評価がきてますから、まあ、いいということで。
だけど滑りがかわってきてますよ。あの地をはうような昌磨君の滑りはもとっもと好きでした。だけど前よりエッジが使えてるかも、と思いつつみました。あと、昌磨君の上半身ってねばりがあって、見ずにはいられないところがあります。きちんと体の芯から動いているのもわかりますし。だけど右重心だったでしょ?ものすごい。あいかわらず右重心だなと思って練習みてしまったのですが、左をつかおうとい意識がはっきりかんじられる演技でした。バーレッスンをやらされていると思うんですよ。無理矢理に。今までやったことないはずだけど。で、あれは左右同じ動きやらされます。それがよかったのじゃないかな。
何より、楽しそうにすべっているようにみえます。燃え尽き症候群気味だったのがうそみたい。FSでの巻き返しがなりますように!ぎりぎりですが最終グループにのこりました。北京3枠はなんの不安もありませんね!
Boyang Jin 77.95 (38.24, 40.71, -1.00)
うん?ジャンプが4Lz 4Tコンボともよくありません。スピンでもとりこぼしているし...ボーヤンの4Lzって、時々お留守になります。それがでたのかしら???シェイリーンの振り付けはいかにもらしいものですが、リモートだったのでしょう。こなれかたがたらない気がしました。
コーチにオーサーとトレイシーが加わってます。あ、キスクラもそうです。リモートでのレッスンだったのでしょう。
Kevin AYMOZ 88.24 (44.24, 44.00)
うわあ、エイモズの世界ですねえ。もうこの色は他の人にだせますまい。芸術を達成するためには技術が必要l、みたいなことを羽生君がいってますが、エイモズの場合は、エイモズの世界を実現してみなにみせるだけの技術があるような、ないようなというところなんでしょうか?たとえばあのステップは他の人には踏めないと思うんです。独創的すぎて。だけどそれが技術の証明でもあるのか。と考えるとちょっと微妙でしょ?楽しかったですけどね。今イチ、点にはならないような気がする。
Keegan Messing CAN - 93.41 (49.80, 43.71)
キーガンのスケートも好きなブログ主。どうだ、気が多いでしょ。表現力もサービス精神もたっぷりなのに、スピード、グライディング、エッジなどなどスポーツ風味も満載です。カナダのスケートの特徴というものをいっぱいもってるんですよ。運の悪いことにジャンプでよく転倒というカナダの悪い特徴もあるけど。今日はすべて跳びました。わーい、90点こえました。その力はあります!
それにしても、結婚式でつかったこの曲を使うなんてロマンチックですよねえ。赤ちゃんが生まれるんでしたっけ?もう生まれたのでしたっけ?いずれにせよ、いい成績を残して、コロナとは無縁で帰国したいですよね。3枠は2位内になる必要ありますから、ちょっと無理だと思いますが、オリンピック2枠(10位位内)をカナダに持ち帰る可能性ならあります。ぜひそれを実現させてください。
Deniss Vasiljevs LAT - 81.22 (40.90, 40.32)
ラトデニ君、うれしいなあ、ひさしぶりにみました。彼も10代のころからずっとすべりの好きな選手です。あー、タンゴの直線的なかんじをだそうとしているふりですねえ・3F3Tはまあいいでしょう。3Aはこわかった...まあいいということで。そして大好きなスピンです。もっと点だせ~。あら、あがったわ。念が届いたのかしら。3Lzおお、転倒がありませんでした。キャメルの回転があまいかも。おお、ステップシーケンスであのタンゴのとまるところ、手の使いかたをうまくだしてます。振り付けはやはりランビです。らしいですよね。
Jason Brown 91.25 (44.86 46.39)
もう最初の立ち姿勢からしていいですよ。いいものみるぞ!何て思ってしまう。表情のダンサーとしては最上級の一人です。高難度ジャンプがないのがただ一つの問題みたにいな人です。羽生君もそうですがジェイソンにもジャンプのためのクロスというのがほぼ存在しない。すべてに意味がある。すべてを深読みしたくなります。この曲が複雑なおもわせぶりな歌詞をもっているだけにいっそう。うん、点がのびなかったのは3Aが少し回転不足qの判定がでて減点になったからです。PCSはすばらしい点がでてます。
Yuzuru Hanyu 106.98 (59.02, 47.96)
ふっふ、もうノリノリでみてしまいました。世界中でテレビやインターネットの前で応援した人はそうしてみてたはずですよね。観客はいませんでしたけど、世界中のお茶の間や自室から応援している人は無数にいますから。
そしてそれにふさわしい演技でした。まずプログラムがいいのです。この暗い、うつになりそうなコロナ禍の中でよくこういうプログラムを選んでくれたものです。そうねえ、トシさんが着そうなデザインかも。ロッカーは黒が基本というのはあるのだけど。だけど黒って下手すれば沈静にむかってしまう色ですが、あの金がきいた衣装みると、今日は楽しむぞ、って気持ちが芽生えてしまいます。口元はほころんでるし。
ところで、点数低すぎると思いません?私、終わったときは110行くと思ってました。同意見の方がいらっしゃいましたよ(笑)
For the third time in his glorious career, Yuzuru Hanyu has won a short program in the World Championships.
— Massimiliano Ambesi (@max_ambesi) March 25, 2021
He was the best on the technical score and on the program components.
Unfortunately, he was underestimated in the goe of several elements.
Today's SP was worth at least 110 pic.twitter.com/Z6MEx2L8QO
まあステップシーケンスのレベル3はいいことにしましょう。たしかにフラットっぽいエッジがあったので。だけど4Sに黄色がついたときは一瞬またか、という思いがよぎりました。まあ、4や5つくような万全なジャンプではなかったですよね。ちょっと曲がったかな。それでなのかどうかわかりませんが、羽生君のジャンプが万全じゃないときのイーグルをつけるやり方やっていて。だけど、qにもみえなかったのに... またもや1年半前の悪夢かと。
そうあの、2019年だったかのオータムクラシックのできごとです。おぼえていらっしゃるでしょうか?
もし覚えていらっしゃらないのであれば、以下に記事のリンクをはっておきます。よろしければどうぞ。きわめてあやしいURがついたのです。今回もこの悪夢の再現かと。結局なにもつかずにすんでよかったです。
あれがURにくわえてqができたきっかけじゃなかったでしたっけ。q(quarterの略。1/4ジャスト足らない)だと基礎点はかわりません。でも、GOEで減点されます。それに対して、<がつくと、基礎点が減点される、というちがいがあります。
で、けっこうqはついているわけで、どうも着氷だけをみてきめているようです。悪さにも使われているような気がするんですが、どうでしょう?
いずれにせよつかずにすんでよかったです。実際は2.22のプラスがついたのですが、qがついていたら下手するとGOEはマイナスだったかもしれませんので。マークがつく、つかないで全然ちがうんですよ。
それはそうと、3Aはすばらしかったですね。あれで2ってなに?ありえません。最低でも4でしょ。4T3Tもいいジャンプにみえました。
今回、スピンはみなよかったですよね。全日本のスピンの件があったので、数えてみたのだけど、レベル4の基準をみたしているように思えました。このスピンのレベル判定、たいへんですよね。ジャッジえらいな、なんて思ってしまうときがこれです。ジャンプは離氷無視で着氷だけしかも流れればURっぽくっても無視、みたいなところありますから、あまり信用してないところあるのですけど。スピンとステップのレベル取りはまずまずじゃないでしょうか。時々変なのがあるように思います。でも私の勘違いもけっこうはいっているはずなので。
ともあれ、基本的にはノリノリでみて、手をたたくわ、とびはねるわ、まるでコンサート会場に行った気分でみることできました。最初のほうの左足でカーブを描きながら前後をかえるところのなめらかさとすべりだけでもうしびれます。
いいものみせてくれて、タイトル通り楽しませてくれてありがとう。
FSはもっと期待してます。全日本のときのようなのをみせてくれますように!
Daniel Grassl 79.43 (39.75, 39.68)
面白いでだしでした。もう少し腕が柔らかく使えたらもっと面白いのに。彼、いろんな動きをしようという意図はあるのだけど、完成度があまりたかくないのです。体の使い方の問題ですね。これから徐々にでいいから難度にこだわるだけでなくて、完成度のほうを高めて言ってくれるといいのですけど。4Lz認定されてますし、プラスついてるけど、うううん、いいのかなあ。今回のジャッジ、妙に着氷にこだわるくせに離氷は無視ですよね。それが今のジャッジングということなんだろうけど。3A、3Lz2Tはこちらは着氷に問題あるので。最終グループまでの緊張感って半端ないはずで、疲れがでたというのがあるのでしょう。しかも羽生君の次なんて。そう、5年後がターゲットのはずですから、まだまだいろいろ挑んで完成度わげていってくださいね。
- Matteo Rizzo 83.30 (42.80, 40.50)
リッツォの端正さもすきなのです~。あのなにげにするするーというのがなんともいえません。上半身もなかな端正な動きでしょ?うまくあちこちがなめらかにつながってるかんじです。やっぱり試合数が少なかったのがひびいたのか、キャメルいつもより遅い選手おおいですね。あと4Tが成功するかどうかで全然点がちがってきます。今回は4Tが回転不足ととられましたので、点数がのびていません。
- Nathan Chen 98.85 (53.42, 46.43, -1.00)
白状します。演技が始まる前に4回ほど転べ、と叫びました。だって今回のジャッジも着氷さえすればGOE4や5つけそうでしたもの。ネイサンが着氷さえすれば?のジャンプにもばんばんGOEをつけるジャッジに心底腹をたてています。あの小さいジャンプは3以下にしかみえませんので。それが何年も続いた結果、私の中ではネイサン=史上最大のヒールという図式ができあがってしまってます。本人の責任じゃないのはわかってますが。インタビューきいても、早口すぎるとは思いますけど、いやなコメントもしてませんし。まじめだなあ、ぐらいかな。
ほんとに転んだのはびっくりしましたけど。エッジが練習のときにあやしいのじゃないか、というやりとりをここのコメント欄でしていました。今日はエッジを傾けようとしていたのがひびいたのもあったのかもしれません。スピードがなかったのでいつもの小さいジャンプでもたぶん跳べなかったと思います。
平昌のころの映像うつりましたでしょ?体形がやはりかわってきてます。厚みがでてきてます。昨シーズンまではそう思わなかったので、今シーズンになってかわってきたんじゃないかな。まずそれが一つ。それから、ジャンプの高さをだそうとしているのじゃないか、というご意見をいただきました。そうかもしれないです。あの低くて幅のないジャンプに3点以上なんてありえません。だけど、高さだけでもあればまだ許せます。ただし、高さ、幅をだすのはリスクにもつながる。つまり、転倒が増えるということです。平昌以降、昨シーズンまで転倒がほぼなかったのは、高さと幅をミニマムにおさえて空中での回転をはやくして、回転ぎりで着地していたからじゃないでしょうか。だけど体格かわってきてますから、回転速度が前よりおちているようにみえます。気のせいかもしれないけど。ここらあたり機械測定してほしい。
全米選手権でも転倒してますし、ネイサンの転倒は今後もあるかもしれません。シニア1年目は今より高くとんでいたせいもあってか、けっこう転倒してました。
もっとも本人比で高くとんだとして、バネがそれほどかんじられないので、たとえばコリヤダのような高さをとぶかどうかはかなり疑問です。
スピンレベル2については、本田さんがめずらしく、なんていってましたがネイサンはスピンはもともとあまりうまくありません。なぜか点がでてるだけです。特にシットはひどいです。あの腰の高さでなぜレベル4もだすのか。ただ、レベル3はあってもレベル2はさすがにないように見えますが。
そしてPCSみてまた腹をたててます。前よりはすべりはうまくなってます。たとえばイーグルのときのエッジなんてけっこう、でしょ?だけど、あのすべりのどこにジェイソン、コリヤダ、キーガン、昌磨君、ジュンファン、リッツォ、ハンヤンあたりよりずっとよい点がでる要素なんてあるんです。4Fとんだ以外、コリヤダよりよかったところなどありました?
一番頭を沸騰させているのはPEです。転んで、スピンが2なのにPEが9.25なんてありえません。せめて昌磨君の8.89ぐらいにしてほしいです。いえ、スピンレベルをかんがえると、8.5もだせば十分では。
もう逆転優勝する余地を無理矢理つくったとしか思えません。もう遠慮なく、FSでも転べと叫んでやる。優勝はおろか、表彰台からすべりおちるべきと真剣に思ってます。ネイサンの演技を腹を立てずに見ることなんて永久にないような気がしてきました。ジャッジというかISUが反省して態度をあらためたら別ですけど、ありそうもないでしょ?
Morisi Kvitelashvili 74.66 (37.63 37.03)
うううん、今シーズン一度とてもいいモリッシをみましたがその後はよくないのが続きます。故障でもしてるのかしら。振り付けはなかなか面白い所あると思うんですけど、これだけミスが多いとしょうがないですね。