兵庫県在住の生徒で、H君(小学校6年生)が先日、第39回朝日少年少女囲碁名人戦兵庫県大会(主催:朝日新聞社)小学生の部で3位になりました。
彼は、この1年、囲碁中心の生活をしてきました。家では、宿題と1週間に1時間の私との算数授業(スカイプ)のみしかしていません。しかも、生徒会長も務める生徒です。
春休みの前に生徒会長の選挙があったらしいのですが、自ら立候補し、見事当選したのですが、その時、先生から、生徒会長になると放課後の仕事もあり、塾など、勉強に差し支えるのでは無いかと心配されたそうです。しかし、彼は、塾にも通っておらず、問題ないと答えたそうです。
そののち、先生とお母さんが話をする機会があり、先生から、「輝君は、テストの点数が95点以上で非常に優秀だ。他の子たちは、進学塾に通っている子も含めて、70点程度しか取れていない。ぜひ、春休みに改めて時間を作るので、H君の家庭学習を教えてほしい」と言われたそうです。ところが、お母さんかなり困ってしまったそうです。なぜならば、家では、宿題しかしていないからです。
つまり、そういう点数を取るためには、家庭学習より、授業をしっかり受けることが大切だという完璧な事例です。
お母さんは、常々、「一つ一つのことをその場で完結させなさい。」と指導しているそうです。まさしく、彼は、それを実行しているということです。
この話の最大の問題は、塾に通っている子も含めて70点程度しか取れていないということです。もちろん、受験勉強をしているのだから学校の成績は問題ではないと言えるかもしれませんが、たしかにそういう部分もあるのは事実ですが、H君は、学校以外では勉強をしていないのだから、受験勉強をしているから70点しか取れないというのは言い訳にならないですね。むしろ、受験勉強の方は大丈夫なのか心配になってきます。
体や脳を疲れさせず、集中力と勉強に向かう姿勢を培うことが、睡眠を削ってまでする学習より確実に効果を上げているということですね。