SMAP騒動で思い出したこと | 「成功する国際結婚の秘訣」ブログ

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全米ベストセラーの翻訳書「異性の心を上手に透視する方法」の翻訳者&「国際結婚一年生」著者、パートナーシップ専門コーチ・塚越悦子のブログ

一連のSMAPの騒動について、テレビを見ていなくてもネットで新しい情報が次々流れてきます。

「解散か?」となったときにここまで反響が大きかったということに私はまずびっくりしたのですが、やはり40歳を過ぎても国民的アイドルグループなんですね。

この一連の騒動で思い出したのは、大学院時代のルームメイトの妹が、当時付き合っていたメキシコ人の彼についてふとつぶやいたこと。

ルームメイトとその妹は、お母さんが日本人、お父さんがアメリカ人という家庭で、アメリカで生まれ育ちました。

もう婚約もしていたころかもしれませんが、彼女は「小さいころに見たアニメとかテレビ番組、そのときに誰もが知っていた歌なんかについて、彼とはその思い出が共有できないのよね」と言っていました。

続けて「些細なことと言えば、そうなんだけど、それが物足りなくなったりしないかしら…」とも。

まだ23くらいだった私は、彼女のそのコメントを聞いて、(彼はとても紳士的で優しい人だったので)「こんな素敵な人と、結婚も考えているようないい関係を築いているのに、面白いことを心配するんだな」と感じたのを覚えています。

結局ふたりは結婚して数年たったあとに離婚してしまいました。

もちろん、小さい頃の思い出が共有できないことが原因ではなかったと思いますが…

私も、夫とはまったく別の土地で育っていますので、私が小さい頃に観たアニメやテレビ番組、歌などは彼はほとんど知りません。逆もまたしかり。

紅白にレベッカなど懐かしい人が懐かしい歌をうたっていても「なつかしいねぇ」と言い合ったり歌を口ずさんだりするのは夫ではなく、同じ時代を同じ場所で一緒に育った兄だったりします。

おそらくSMAPも知らない夫とは「SMAPこんなことになっちゃったね~」と話すこともなく…

特に熱狂的なファンというわけでもない私にとってはそれは別に構わないのですが、それを寂しいと思う人もいるのかな?と、久しぶりに思い出した彼女のコメントをきっかけに考えてみました。

「パートナーにすべての役割を求めてはいけない」と言いますが、これもその一環なのでしょう。

相手が知らないし興味もない話題について一生懸命教え込んで、「ふーん」という反応を得るのもいいですが、パッションを持って語り合いたい話題はやはり同じ時代を生きた友達と盛り上がるのが楽しいのではないでしょうか。