同性婚は合衆国憲法で保障された権利 | 「成功する国際結婚の秘訣」ブログ

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全米ベストセラーの翻訳書「異性の心を上手に透視する方法」の翻訳者&「国際結婚一年生」著者、パートナーシップ専門コーチ・塚越悦子のブログ

2015年6月26日はアメリカにとって歴史に残る日となりました。

同性婚が全米で「憲法で保障された権利」と認められたのです。

この決定が下される前までは、まだ13の州で同性婚が「違憲」のままでしたが、この日をもって、どこの州でも同性の結婚が認められることになりました。

今現在、同性婚が合法である州の地図↓


この最高裁の判決についてのこちらの記事を読んでいたら、この判決はまた結婚の意義についても言及していることがわかりました。

同性婚に反対する人の中には「結婚は子どもを生むことを奨励するためのもの。だから結婚は男性と女性だけができるのだ」という議論をする人もいました。

でも、ケネディ最高裁判事は
“That is not to say the right to marry is less meaningful for those who do not or cannot have children,”

“An ability, desire, or promise to procreate is not and has not been a prerequisite for a valid marriage in any State.”


と言う言葉で、子どもを持たない選択をするカップルにとって、結婚の意義が薄れるわけではないし、子どもを持ちたいかどうか、持てるかどうか、あるいはその約束をするかどうかということが、どの州においても結婚するための前提条件であったことはかつてない、と断言しました。

マサチューセッツ州で最初に同性婚が合法になったのは2004年。じわじわとムーブメントが起き、10年あまりのあいだにこの決定が下された背景には、全米各地でのLGBTコミュニティの地道な活動に、オバマ大統領を始めとした、各界に影響力を持つリーダーの後押しがあったことは間違いありません。

同性婚の話題が、自分の結婚の意味について考えるきっかけになったという人もいるのではないでしょうか。