今年に入ってから、長男の担任であるキンダーの先生からのお手紙で、「これからは"raz-kids"のウェブサイトもリーディングの課題として活用してください」とのメッセージがありました。
早速raz-kidsのウェブサイトに行って見ると、ユーザーネームを入れる空欄が出てきたので、先生からのお手紙に書いてあったユーザーネームを入れてみると、長男のクラスにいる子ども全員の名前が出てきました。
長男が自分の名前を見つけてクリックすると、次の画面では本の表紙が20ばかり並んでいます。
そのうちのひとつをクリックしてみると、まずコンピュータがページごとに読んでくれます。そのあと、「録音」機能で、子どもが自分の声で本を読み、あとから再生して確認するという課題もありました。
まだキンダーなので簡単な単語しか読めませんが、初歩の本では単語の下に下線がひいてあり、クリックすると単語の発音を教えてくれるようになっています。
そして、課題をこなすごとにポイントがたまり、そのウェブサイト上の「自分の宇宙船」の中に、いろいろなものが買えるしくみになっていて、ゲーム感覚ですすめることができます。
長男はこれにはまってしまい、最初の一週間で一番初歩のレベルはクリア。次の段階に進むと、今度は課題が増えていて、各本の内容を理解しているかどうかのクイズもついてきました。
それにしても、ここまで子どもを夢中にさせてしまうとは、すごいですね。そして、確かに読む力もついてきているような気がします。
水曜日は学校でもコンピュータの授業があるので、学校でも少し続きをやったと言っていました。
最初のころはとにかく少しでもポイントがたまると、エイリアンだ、椅子だといろいろ買い物をしていましたが、今は4000ポイント必要な立派なアイテムを狙っているので「ポイントを貯めたいから、課題をやったけど買い物はしなかったよ」。
「欲しいもののために今は我慢」というコンセプトまで教えてくれるとは、優れものです。
先日別の小学校の見学に行った際にも、児童にこのウェブサイトへのアクセスを与えていて、授業にも活用しているようでした。
アメリカでは公立や私立の学校に通わせるのではなく、家で親が勉強を教える「ホームスクール」なるものもかなり一般的になっていますが、こうした教材はホームスクールの場合でも大いに活用されているのでしょう。