クリスマスをきっかけに破局するカップル | 「成功する国際結婚の秘訣」ブログ

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プレッシャーがすごい? 「クリスマスの破局カップルが多い理由」
そろそろあの日がやってきます。そう、クリスマス。恋人のいないイブを過ごす人よりつらいのは、おそらくク..........≪続きを読む≫


こちらの記事で、クリスマス前に別れるカップルが多いという調査結果について書きました。

今回のアメーバニュースの記事では、日本人同士のカップルが「クリスマスに対する価値観の違い」をきっかけとして別れるケースが紹介されています。

「クリスマスは彼女である自分と過ごしてくれるはず」という期待を裏切られて別れを切り出した女性、残業でデートがキャンセルになってしまったことに絶望して思わず「別れよう」といってしまった女性、逆に男性側に「2日間は休みとれるよね」と当然のように言われて思わずぶち切れてしまった女性・・・・

いろいろなパターンがありますが、共通するのは「クリスマスという日に対する思い」が事前に十分に共有されていないということでしょうか。

お互いどれだけの期待感をもっているのか、それはどこから来るのか。

そもそも、こういう行事ごとやプレゼントに対する価値観というのは育ってきた環境や、今までの体験によって作られるものです。

例えば、私の場合だと、20代では移動が多い生活だったり、(一度だけですが)海外生活の間に泥棒に入られたりしたこともあり、あまりモノへの執着がなくなってきた・・・・ということがあります。また夫もたまたま、「XXの日だからといってモノを交換しあうよりも、一緒にどこかに行くだとか、そういう体験をシェアしたい」タイプ。

したがって「記念日」「誕生日」にお互いへのプレゼントを用意するというプレッシャーは一切ありません。逆に大切にしているのは二人で記念日ならではのちょっと奮発したデートをしたり、家族で旅行をしたり・・・ということですね。

このあたりは、付き合い始めて間もないカップルだと、なかなかそこまで事前に話せることはむしろ少なく、こういった経験を通して学んでいくことかもしれません。

最初の年はこの例にあるようにお互いの期待感や価値観のズレが明らかになるきっかけだったとしても、お互いをよく知り合うチャンスととらえたらいいのではないか・・・・という気がします。

その場合にも大事なのは「なにそれ、信じられない!」と自分の価値観を押し付けあうのではなく、「違う環境で育ち、違う経験をしてきたのだから、クリスマスなどの行事の位置づけが違って当たり前」ととらえることです。

国際結婚だと、その点はわかりやすいですね。「違い」があることが前提ですから・・

だからといってそれをすんなりと受け入れたり適応できたりするかどうか、ということはまた別の話になりますが、少なくとも「自分の考えとは違うかもしれない」という心の余裕はもっていたいものです。