(12)本態性振戦と、アロチノロール塩酸塩(交感神経α/β混合遮断薬)の副作用 | パニック障害をこうやって治した私のパニック日記

パニック障害をこうやって治した私のパニック日記

2021年11月の2回目のコロナワクチン接種後に体調を崩し
翌年1月にパニック障害と診断されました。
1年半ほど闘病してほぼ自力で完治させ体験を書いています。

メインブログはこちらです
https://vaccine-panicdisorder.hatenablog.jp/

パニック障害の発作が最初に出てから

実際に「パニック障害」と診断されるまでに2ヶ月ほど期間が空いています。

 

この期間中は、「精神疾患」とは思わずに

「心臓がおかしい」と思い病院に何度か行っていました。

 

手が震えるようになってからも原因がわからず

とある病院に行った時に「本態性振戦(原因がわからない手の震えのこと)」だと言われ

「アロチノロール塩酸塩」を処方していただきました。

 

この時は「これでやっと手の震えが治まる」と

とても嬉しい気持ちでいっぱいでしたが、甘くはなかったです。

自律神経がやられている状態というのは想像以上に深刻でした。

 

どういうことかと言うと、健康な状態なのに「薬を投与する」ということなんです。

 

アロチノロールは、簡単に言うと心臓の動きをゆっくりにしてしまうお薬で

高血圧の人や、今回のように「本態性振戦」の人に対して処方されます。

特に、本態性振戦の人に対しては、第一選択の薬として有名なお薬です。

 

 

私の場合、パニック障害で心拍数が上がることはありましたが

この頃は、基本的には正常なところウロウロした状態でした。

つまり、正常な状態の物を、さらにゆっくりにしてしまうという現象になってしまったのです。

心臓が動かなければ苦しいですし、朝起きてると両手が痺れてしまう状態でした。

最初は、たまたま手が体の下にでも入っていて

痺れているのだろうと思いましたが、さすがに毎朝となると「副作用だな」と思いました。

2,3日ぐらいだったと思いますが、すぐに服用を中止しました。

 

この薬の限らず、パニック障害で怖いのは、体には症状が出ているのに

健康状態と変わらず、そこに薬を投与してしまうことは本当に怖いことです。

抗うつ薬や抗不安薬に関しては、このような状態で投与してしまい

副作用に苦しんでいる人がたくさんいるのではないかと考えています。

 

 

当時、やっと手の震えから解放されると思ったのに

絶望したのを覚えています。