介護の覚悟 |   顔ヨガ事務所社長のブログ

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私は今、母と義母の介護をしている。

母は一緒に住んでいるので様々に直接介護をしているが

義母は別に住んでいるので毎日介護が出来るワケではない。

 

いずれにしても、私が介護をする!と覚悟を決めた時

家族というより、私は看護師のように

きちんと「観察者」をしなければと心に決めた。

 

家族であれば、心配したり感情的になったりしがちだが

観察者・看護者と思って

できるだけ感情的にならないようには努力している。

自分の母親は毎日接しているので難しく
自分が不機嫌な時や仕事で忙しい時にさすがに看護者にはなれない😭

 

でも、家族でいるより、観察者・看護者でいることの方が大変。

 

母親が日々ボケていくのを

冷静に、こうなった、ああなった、これが分からなくなった。。。

と、イチイチ記憶にとどめていく。

 

母が昨年徳島に来て下痢性の風邪になった時も

原因や状況を考えて、病院に行く時期なども悩んだ。

便の処理も何度もした。

 

親のうんちを掃除するのって、本当に辛い😭 苦しい😭

でも、観察者・看護者であると腹を括ってたので何とかなった。

そう思わなければ出来ないほどのことだった。

 

もう平均寿命を超えてるんだから

これから何があっても不思議ではない。

80代後半の加齢は時間の針を戻すことは難しい。

それは、散々アンチエイジングをやってきたからこそ

分かること。

 

 

母と義母の介護をすると覚悟を決めた時

昔、母のくも膜下出血の時を戒めにしている。

 

母が吐いたとか気持ち悪いばかり言うので

風邪かと思っていたのだが

仕事が忙しくてなかなか直接話が出来なかった。

心配した夫に言われて、母の家に行った時

少しろれつが回ってなかった。

 

これはアカン!と、そのまますぐに病院に連れて行った。

様々な検査をしても見つからなかったのだが

脊髄検査をして初めて

くも膜下出血と分かった。

 

あのままにしていたら命は無かっただろう。

 

ただただ心配して病院に連れて行っただけだったら

医者も見逃していた。

ろれつが回らないのは脳の疾患だと私が分かっていたので

脊髄検査も出来た。

 

そういうことなのだ。

 

介護は冷静に全ての状態を観察して

多少の異常を大丈夫な範囲か、これはヤバイと判断するか

ということに尽きる。

 

ヤバイかもと思ったら、すぐにでも駆けつけるし

そうでなかったらほっとく。

当たり前だ。

 

風邪に効く薬も無いし、別の病気と疑ったら正しい検査も出来ないのだから。

 

私の母もそうであるが

老人は依存しがちなので、言葉通りに受け取ってはいけない。

具合が悪い悪いと言い募ってると家族が心配してくれる

というのは、依存に繋がる本当に怖いこと。

子供もよくなりがちだが、老人だけでなく、普通の大人だってなるくらい。

 

そういう全てを私はとても冷静に冷徹に観察している。

 

私の母で言うと、もう。。。頭は確かだった頃の30%くらいになっている。

部屋をノックして何かの説明をし始めても

3回くらい言わないと理解出来ない。

きつく言っているワケでもなく

花に水をやるよ、みたいなフツーのことを優しく言っても

反応が認知症の老人なのだ。

 

悲しいし、辛い。

そんな母は認めたくないし、見たくない。

 

でも、私は介護者であって観察者だ。

母親が反応した時の映像を記憶にとどめておかなければならない。

 

よく医者が「いつからどうでした?」って家族に聞くじゃない?

それを、私はかなりカンペキにやれる。

だからこそ、母の介護認定が、ケアマネさんが驚くほどの介護認定を取れた。

 

病院や医者に全てを任せるとか、あり得ない。

家族こそが、意思決定出来ることだし、全てを知っているはずである!

 

私は前の結婚で、これをかなりやった。

前の夫は10年生存率10%以下の病気になったが

30年以上たっても生きている。

年齢も病状も全く同じ同病室の方は。。。もしかして亡くなっているかもしれない。

そうならないようにしたと、自負しているし、結果がそうなんだ。

 

ただ、こういうことは本当に理解してもらえない。

悲しく苦しいことだ。

 

 

私は誤解されやすい。

なぜなら、こんなに考えて日々努力を積み重ねていることを

イチイチ説明するのは難しいから。

 

顔ヨガ社長として仕事していた時も同じ。

そこまでアレコレ考えて考えて行っていることを

理解しろって言ってもムリでしょとつくづく思う。

 

私からしたら、そんなふうに考えないことの方が不思議。

そういうこと、脊髄反射みたいに出来ると思ってしまうのが

私の欠点かもしれない。

 

IQが20以上離れている人とは話しが合わないそうだが

人間的な哲学が離れている人とは、もっと合わないだろう。

見ている世界が全く違うのだ!?

まるでパラレルワールドだと思う。

 

代理店マン時代も100人くらいの医学界専門家から詳しい話を聞く仕事をしていた。
顔ヨガだって、医療に関連すること。
学術論文を漁るのが趣味ってほど
医者でも看護師でもないけど
私は医療に関しての知識も経験もかなりある。
家族としてね。
医療関係者としてでないことはとても大きいかもしれない。
裏も分かるし表も分かる。
 
そういう覚悟がなくて介護している人たちって
どうしてるんだろと心配になる。
ただただ、心配して、右往左往して、苦しいだけだろう。
 
最近周りでも介護してて。。。って話をよく聞くので
私の経験なぞが少しでも役に立ったらと思います。
 
人によるけどね。
すぐに終わる辛いことは耐えられるけど
じわじわ~っとしんどくて閉塞感に苛まれることって
マジでヤバイです。
 
何より、介護する側がそうならないように明るく楽しく
人を恨んだり、揚げ足とったり、批判したり。。。的なことを
一切しないのが重要!
それはとても虚しい上に、何の役にも立ちません。
自分も周りも毒してしまいます。
 
私自身の戒めとしても。