息子は子どもの頃に将来の夢を語ってくれたことがありました。
代々が医者の家系で、祖父も医者でした。
父親も本当は医者になりたかったのです。
しかし、息子は「血を見るのが怖いから医者は無理」と言いました。
母親の私は、息子は医者になりたくないのだ、と受け止めました。
彼の発言が気になった私は、サマンサに息子の本音を聞いたときにはとても驚きました。
息子は医者になりたかった、と言ったのです。
彼が私に話した「医者に向いていない」という発言は、母の私に否定してもらいたかったのだ、と気付きました。今思えば、怖くないから大丈夫よ、とでも私に言ってもらいたかったのでしょうか。
私は息子の本音を知ることなく、医者になることを勧めませんでした。
あなたにとってはお相手の意見に同調しただけですが、尋ねているお相手は、人生の選択をあなたに委ねているのかもしれませんから・・・。