軽井沢に今年オープンした藤田嗣治だけの美術館と称される軽井沢安東美術館。個人のコレクターである安東夫妻の夢が実現した美術館だとか。
鑑賞してきたと話すXさんから、お土産と一緒に作品集を見せて頂きました。
独特な人物画は、サマンサに何かを訴えていました。
少女や婦人、動物などに描かれる眼差しは悲しくサマンサに語りかけてきます。
心優しいXさんは、彼の作品に大変興味を持ちました。
作品が訴えていることをサマンサに知らせたかったからです。
絵画の多くは、弔いを求めていました。
人物画は死人です。つまり、描かれていたのは亡くなった人々だったのです。
サマンサは、絵画の中の彼らを弔いました。
死者の霊を慰めるために・・・。