幕末の思想家吉田松陰が斬首刑となったのは、まだ30歳のときです。
教育者でもあった彼の語録を2つご紹介します。
仁(じん)とは人なり。人に非(あら)ざれば仁なし、禽獣(きんじゅう)是(こ)れなり。仁なければ人に非ず、禽獣に近き是なり。必ずや仁と人と相合するを待ちて道と云(い)うべし。
仁とは人間にそなわった人を思いやる心である。
鳥や獣には仁がない。
仁がなければ人間ではなく、鳥や獣に近いものになってしまう。
従って、仁がそなわった人間としての行動こそが人の道ということができる。
吉田松陰が27歳の時、「講孟余話」の尽心下に出てくる言葉です。
(松陰神社HPより抜粋)