お彼岸でお墓参りに行かれたXさん。卒塔婆がカタカタ音をたてて揺れたそうで、心配になったとか。
ずさんな墓地管理を知る合図です、とサマンサはお伝えしました。
するとお寺へ支払う費用が気になられたようです。
お布施は妥当か、相場を教えて欲しいと言います。
以前、ある企業の出したお布施の相場に議論が起こりました。
仏教関係者をはじめ布施の意味を知る人の多くは疑問を抱いたのです。戯論だったのかもしれません。
お布施は、差し出す人も受け取る人にも功徳があります。
人の心は測れないものです。多い少ないも見えません。人により異なりますから、違ってよいのです。「生き方」を教える仏教において、お布施の金額を決めることはないのです。
また、お金に限らず布施の行を含む「六波羅蜜」という大切な教えがあります。
お布施をきっかけに功徳のある生き方を考えてみませんか。
人生の捉え方が深まりそうです・・・。