実家の蔵にあるものは、代々祖先が大切にしてきた宝物ばかりです。
蔵のことが気になってしかたないXさん。実家を離れて数十年経ちますが、早く片づけなくてはならない気持ちでいっぱいでした。
一族にとっては、蔵を守ることが後継ぎの条件でした。
後継ぎの予定だったXさんは、潜在意識のなかで蔵の存続を気にかけていたのです。
蔵には、古く使われなくなったものが増え続け、納戸のようでした。
新しい時代の蔵に替える必要がありそうです。
Xさんは、新しい蔵のある暮らしを楽しもうと気付きました。
上手に後片付けすることで、潜在意識にある後継ぎのお役目を自らの手で叶えようとしていたのですから・・・。