過去・現在・未来において、天・人間・阿修羅・畜生・餓鬼・地獄という六道を輪廻するという教えがあります。
六道中、天は極度に「楽」に満ちています。かたや地獄は極度に「苦」に満ちています。
楽しいしか知らないと、一見幸せそうですが、苦を知らないので悟りを目指す動機も起こりません。
人間は、楽と苦の両方を知っていますから、苦の解決を求めて悟りを目指すことができるのです。
すなわち人間で生まれてきた私たちは、不幸から抜け出す悟りを求めることができるというわけです。
では、阿修羅・畜生・餓鬼とはどんな世界なのでしょう。
つづく。