数年前に未亡人となったXさん。今では、孫に囲まれ幸せに暮らしています。
恵まれた暮らしぶりにみえる彼女ですが、心の中に喜びがみえません。ただ目の前にあることを片付けているだけの毎日です。
なんのために、誰のために生きているのか、目的を失っていました。
嫁いできた頃、実の母親と上手くいかなかったXさんは、姑が優しい人で驚いたといいます。姑は、嫁の私を頼りにしていると思い、良い嫁になってみせると決心しました。
たとえ面倒であっても、我慢して姑に仕えたのです。
すると自分の本当の気持ちが徐々に分からなくなっていきました。
すでに姑は他界し、Xさんに嫁の姿を求める人間はこの世に誰もいません。
それでも良い嫁を続けるXさん。
サマンサに出会い、自分の気持ちを大切にして生きていきたい、と魂の目覚めを求めるのでした・・・!