告別式への途中 №181父危篤の知らせを受けたKさん。助手席に叔母を乗せ運転中だったというお父様は、脳梗塞で突然帰らぬ人となったのです。 Kさんが久しぶりに実家へ戻ると、皆は口ぐちに言ったそうです。 「仏さんが連れていったのではないか」、と。 お父様が車で向かっていた先は、告別式の会場だったそうです。 亡きお父様からKさんへのメッセージです。 「長男よ、田舎へは帰ってくるでない。しかし、私の亡きあとも思い出して欲しい」。 Kさんの印象に残る最後を選んだようです。 ご冥福をお祈りします。